幻想郷の人里に住む外来人の青年、〇〇。

春先に迷い込んで来たが、それから今までの経緯は『紆余曲折』の一言で以下省略、及び中略に割愛。

そんな、季節は夏のある日のこと〇〇は博麗霊夢に博麗神社での昼食に誘われていた。
断る理由が無い〇〇は、昼食が素麺と聞いて薬味と食事後のお茶のために饅頭を里で買い向かった。

神社に到着すると、霊夢の他に知り合いになった白黒の魔法使いの霧雨魔理沙や紅魔館のメイド長の十六夜咲夜、守矢神社の巫女の東風谷早苗が居た。

みんな〇〇の到着を待っていたみたいで、〇〇は霊夢に持って来たのを渡しながら「ごめん、ごめん。」と謝って食卓の前に座り全員揃ったところで食事を始めた。

食事中、お互いの最近あった出来事を話して談笑していると〇〇が言ったある事に空気が変わった。

〇〇「最近、寝る時に暑いから蚊帳を買って来て設置して雨戸を開けて寝ているんだよ。それで、ちゃんと霊夢から貰った札を貼ってあるから妖怪は入ってこれないみたいだけど蚊帳が不良品なのか首とか蚊に刺されて血を吸われたみたいなんだよ。」

そう言って〇〇の首筋を見ると赤い斑点がちらほらと。

〇〇「まぁ痒くはないけど永遠亭で軟膏貰って来ようかな?」

霊夢「そうね…確かに『吸われて』いるわね〇〇さん?」

魔理沙「しかも、かなり大きな『虫』に。」

咲夜「いけませんわ…〇〇さんが病気になってしまう。」

早苗「これは早く『駆除』しないといけないですね…。」

そう言うと、全員が箸を置き濁った目と歪んだ笑顔で〇〇を見ていた。

〇〇「あ…あの…みんな?」

「「「「都合良く、〇〇【さん】もいるし害虫駆除もすぐに終るから待っていてね?」」」」


〇〇「え…ええぇ~~……。」

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最終更新:2011年07月10日 05:48