熱を操る人妖はひんぬーの法則
ずーっと○○と一緒にいたかった。
だけど○○も男の子、やっぱり他の女の子に目移りしちゃうのさ。
そこで私は考えた。
「○○に対する私の密度を非常に高めます」
「ちょ、暑い、取れん」
○○に対する私の密度を高めれば、
自然と私の体は○○にひっついて取れないのだ!
これならずっと○○と一緒だし、
強引に私を好きに出来るよ。
「羽毛よ萃れ!」
幻想郷中のお布団から羽毛が集まった。
○○と私は真っ白い毛玉みたいになって、
「暑い暑い暑い暑い!」
「私をぎゅーっと抱きしめてくれれば元に戻すよ!」
「無茶言うなこんな暑いのに……」
むう。
ずっとこのままにしても○○は抱っこしてくれないかな。
「私に冷気、萃れ!」
羽根を一旦元に戻して、
今度は冷気を集める。
氷精や妖怪から奪う訳じゃないから大丈夫だよね?
ちょっと寒くなって来たけど、
「つめてー、萃香マジつめてー」
ぺたぺたぎゅっぎゅと○○がしてくれた、しあわせ。
「へっくし!えへへー」
「風邪引いて嬉しそうにするなよ……」
「○○に抱っこしてもらったからね、名誉の負傷なのさ!」
最終更新:2011年11月10日 20:04