霊夢「あんた、最近出しゃばりすぎじゃない?」
早苗「急に呼び出したかと思えば、何ですかいきなり。私は今から○○さんとデートの約束があるんです。後にしてもらえます?」
霊夢「何がデートよ。この前だってそう言ってたけど、本当は約束なんてしてなかったんでしょ?」
早苗「はあ? 私と○○さんの仲を妬んでるんですか? 悪いけど、そんな妄言に付き合っている暇はないんです」
霊夢「本人が言ってたの。忘れていたのかな、って気に病んでいたんだから」
早苗「流石は私の○○さんです、とっても優しいんですから。私はちっとも気にしていないのに」
霊夢「気にするも何も、約束なんかしてないのに無理やり丸めたのはあんたでしょ? 全くはた迷惑で自分勝手な女ね」
早苗「私を悪者にしないでくださいよ。……ん、ああ、そういうことですか。かわいそうに。事実を認めたくないから、私を敵に見立てているのですね?」
霊夢「かわいそうなのはあんた。○○は困ってるのよ? あんたがちょっかいを出していい人間じゃあないって言うのに」
早苗「……丁度いい機会ですから、誤解の無いように明言しておきますが、○○さんは私の恋人です。あなたが関わっていい人ではないのです」
霊夢「きいたような口を叩くじゃない。○○と過ごした時間は私の方がずっと長いのよ? あなたに何がわかるって言うの」
早苗「まあ、時間だけ見ればそうでしょう。しかしそれでも、貴方の恋は実りません」
霊夢「まどろっこしい女だこと。鬱陶しいのよ、その物言い。はっきり言いなさい」
早苗「私は彼の全てを知り、理解し、愛しているのです。貴方が立ち入る隙はこれっぽっちもありません」
霊夢「……冗談にしては笑えないわ。○○は自分の所有物だとでも言いたいわけ? ……それも、この私の前で」
早苗「ええ。その通りです。わかっているじゃありませんか。ですから、消えるのは貴方の方ですよ。今すぐにでも、私と○○さんの前からいなくなってください」
霊夢「……何で呼んだかは、もう説明しなくてもいいみたいね」
早苗「そのためにここまで来たんですから。それじゃあ」
○○「ちくわ大明神」
早苗「始めましょうか」
霊夢「何だ今の」
最終更新:2011年11月10日 22:23