音の消えた空間

笑顔で佇む同僚を殴りつける

何度も

何度も

手の爪が砕け、血が滲んでもやめない

指の骨が砕ける

私は手首で殴りつける


あなたが悪いのよ

あなたが妖怪らしい妖怪じゃないから、純真な○○はあなたの愛を受け入れて妖怪になった

妖怪になった○○はもう○○じゃなかった

弱弱しくも純真だった○○、でもあなたという世界を得て力を得た○○は自信と力にに満ち溢れていた。

私が守ってあげなければならない弱い弱い○○はそこにいなかった


この銀のナイフであなたの首を飛ばしてあげようかしら?

でも○○は帰ってこない

私にできることはこうして時間を止めてあなたの幸せそうな笑顔を嬲るだけ・・・

ああ何故私には時間を戻す能力はないの?

そうしたら過去の自分を殺して、○○の伴侶になるのに・・・

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最終更新:2011年11月11日 09:29