脚を腰に絡ませたまま、さとりは○○に伝える。
「私は怖いんです。これ程深く○○さんと繋がっても、怖いんです」
「……」
「どれだけ愛し合っても、どれだけ心を深く読んでも、こうして繋がっていても、貴方が私から離れていく気がして」
「……」
「どうしてでしょうね、○○さんと、やっと望んだ関係になれて、希望が叶ったのに」
「……」
「どうして……なんだろう、私、訳が解らなくなって」
「ソレハ、ワタシガニセモノダカラデス」
「え……?」
ポンと頭部が弾け、○○の顔が綿で出来た鳥の様な顔になった。
『ヤイ、さとり、よくも私が最初から狙ってた男の上で腰を振ってやがるな!
しかし、その暴虐も今日で終わり、今日からは封獣ぬえちゃんの中で○○は暴れるのだ。
まぁ、お前はここで終わりだがな!』
そして、さとりの部屋でちょっとした爆発が起きた。
同時に、寺にあるぬえの部屋でもちょっとした爆発が起きた。
「げぇー、何時の間に偽物にぃ!?」
「私が最初の最初に狙ってたんだから○○は私のものだよ。お姉ちゃんもあの封獣も冗談は顔だけにして欲しいよね」
彼女はそう言うと隠れ家に搬入しておいたダブルベットの上、○○の上で満足げに腰を振るのであった。
最終更新:2011年11月12日 22:03