朝目が覚めるとベットに手足が縛られていた。
どういう状況下理解できないけどなんとかほどこうと悪戦苦闘していると。
「あら、○○起きたの?おはよう」
扉を開けてアリスが入ってきた。

「えーっとアリスさん、とりあえずこの魔法の糸を解いてくれない?」
「○○ったらそれがよく私の糸だと分かったわね、さすが○○だわ、私たちの愛の力ね」

そりゃあ目に見えないくらい細くて頑丈ならアリスの糸だってことくらい分かる。
手を頬に添えながら顔を赤らめているアリスに適当な返事をしてなんで自分は縛られているのかと聞いてみれば。

「だって私たちは恋人同士でしょ?なら○○がどこかに行っちゃわないようにちゃんと縛っておかなくちゃ」
理由を聞いてもいまいち理解できずに返答。
「でもさアリス手足を縛られたままだとアリスを抱きしめることもできないから、せめて腰とかを糸で縛ってくれない?」

我ながら訳の分からない返答。

「…んもう○○ったら大胆なんだから」

だが効果は抜群のようだ。
赤く染まった頬をさらに赤く染めながらアリスは手足を拘束していた糸を腰に回しベットに縛り付けた。
「いつ見ても惚れ惚れするような速さだなあ」
「うふふ、ありがとう。…それじゃぁ夜の続きと洒落込みましょう…?」

そう言って抱きついてくるアリスを抱きしめる。
拘束されていることに変わりはないけど、アリスにだったらまあいいかな。

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最終更新:2010年08月27日 01:07