さとり「そもそも初めから相思相愛なら病んでしまう事はないはずなのよ」
『――』
さとり「でもそれじゃデレデレで終わってしまう。どうにかして病ませなければならない」
『しょうねt 「小ネタなら初めから病んでるのもいいわ。
 過程や理由付けを加えようとするのなら、どうしてもそれ相応の説得力を持たせなければならない。
 でもそれだ長編になってしまいがち。バランスが重要になるわね」
『――』
さとり「――と、彼は思っているわ。
 ……? なんで手をワキワキさせて……あ。
 ま、まって、こら、会話を被せたからってアハッお腹つつかないでウフッフヒヒおっお願いくすぐったいからドュフッやめて!
 はあ、はあ。何度も言ってるじゃない、私があなたの考えていることは全部代わりに話してあげるから、あなたは何も話さなくていいって。
 そうすれば私しかあなたの考えが分からないの。私だけがあなたを愛することが出来る。私だけがあなたに愛されることが出来る。
 あなたが考えたことを私が読み、あなたが動くより先に私はあなたが望むような行動をして、あなたに心から喜んでもらえる。
 こうしてお互いに支えあって生きていけるって、とても幸せなことだと思うわ。あなたが私の事を好きになってくれて、本当に、良かった……」
『――』
さとり「さ、さとりんがかわいいから許す、ですか。可愛い、ね。……フフ、あなたの方がよっぽど可愛らしいわよ」
さとり「あ、いま照れましたね。私をやり込めようなどと百年早いわ。
 ……あ、そうそう、いい忘れました。別にきっかけがなくても病むことはあります。
 正確には ``愛し方が病的'' よ」

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最終更新:2012年02月18日 15:55