本当は怖いクリスマス
魔法の森のとある雑貨店にて
「店長~!この箱は何ですか?」
「サンタクロースの仮装だよ。季節柄需要があるんで仕入れたんだ。」
「じゃあなんで丈夫な麻袋もあるんですか?」
「・・・・ちょっとしたオプションだよ」
「麻袋を背負ったサンタクロースって想像できないな~」
「君は此処へ来てまだ日が浅いからね。24日は休みでいいよ」
「良いんですか店長」
「ああ、僕でも死ぬんでね」
「?????????」
○○は何か腑に落ちないモノを感じながら、その日の業務を終えた。
クリスマス
日本では性夜、アメリカではショッピングの祭日。
国によってその在り様が変わっているように、ミスタークリスマスことサンタクロースも国によって大きく異なる。
ハイチの民間伝承上では、クリスマスには悪い子の家には「ナップザックおじさん」「南京袋(麻袋)おじさん」が来て子供をさらうとされる。
○○は愚かだった。
クリスチャンの存在しない幻想郷で、クリスマスを祝うはずはない。
幻想郷のクリスマスは「人攫いの祭日」だった。
468 名前: ○○ [sage] 投稿日: 2011/12/23(金) 16:45:23 WLgJY0aA
悪い子の定義
「女の子に優しくし過ぎた」
「女の子の気持ちに気付かなかった」
「女の子の気持ちに応えなかった」
そして、人里から外来人が消えた。
里人A「まぁ、春までには次のが来るじゃろ」
最終更新:2012年03月05日 22:27