是非曲直庁
閻魔たる十王による裁判により、死者は生前の罪を裁かれその罪を償う。
今、その裁きの場に招かれざる罪人が幻想郷の閻魔 四季映姫・ヤマザナドゥと対峙していた。
「私の夫の魂を返してもらうわ・・・」
罪人の名は風見幽香。
その肢体にはべっとりとした血に彩られ、その緑の髪と相まって狂い咲く薔薇を思わせた。
対する少女はそのことすら意にかけることなく、手もとの書類に目を通している。
「まるで私が隠しているかのような物言いですね」
「冥界の白玉楼にも行ったわ。でも○○は居なかった・・・・あとは此処だけよ」
「○○は居ません。私が裁いたのですから」
「なら早いわ!さっさと渡しなさい!」
「できませんよ。○○は死ぬべき時に死んだ。あなたが幾ら異議を申し立ててもそれは変わらない。」
「納得できないわ!私の夫が崖から足を踏み外して死んだなんて!」
「○○の判決は有罪。罪状はあなたと契ったこと・・・」
幽香の端正な顔が驚愕に歪む。
映姫の表情は変わらない。
「あなたは現世に生まれ落ちて以来多くの者の命を弄び凌辱し奪ってきた。本来は貴方が償う罪です。ですが貴方は妖怪。あなたが行くべき地獄も天国もない。」
「だから・・・だからって善良な○○が罪を償わなくても!」
「夫が妻の罪を償うのは当然です。あなたにできることは悔い改め日々を善行に費やすことです。そうすれば○○は救われ、輪廻の輪に加わり再びあなたと出会うことができます」
「・・・・・本当なのね?」
映姫は無言でうなずいた。
24時間営業の是非曲直庁にあっても休息を取ることができる。
映姫が今足を運んでいる場所は映姫の自室だ。
鍵を開け中に入る。
豪華なキングサイズのベット
凝った意匠の施された蓄音器からは心休まる音楽が流れていた。
そしてそれらに似つかわしくない武骨な鎖に足を繋がれた青年が一人。
「○○さん元気にしていましたか?」
「元気も何も俺は死んでいるから関係ないさ・・・・」
映姫は帽子を掛け、○○が居るにもかかわらず着衣を脱ぎ始める。
そして純白の下着のみになり、ベットの傍に蹲った○○の前に立つ。
「今日あなたの妻が来ましたよ。」
感情を見せなかった○○の顔に変化が現れる。
映姫の細い脚先が○○の足の間に差し入れられる。
「くふっぅぅ・・・・あぁ」
「あなたの魂を返せって。私があなたが妻の罪を償っていると伝えたら肩を落として帰って行ったわ。おやっ妻の話をしたからですか?○○さんのココ熱い・・・」
映姫は○○を甚振る様につま先を動かす。
ひとしきり○○を嬲ると、○○の目の前に足を開いた。
既に花開いた淫花から溢れる蜜で純白のパンティーは濡れそぼっていた。
「あなたにできる善行は閻魔である私に奉仕することです。・・・・・舐めなさい」
「・・・・・はい」
妻への愛を胸に刻み、今日もゾウの罪を背負ったネズミは苦しみ続ける。
最終更新:2012年03月12日 13:43