魔法の箱


人里の居酒屋
日々の戦いを終えた外来人達がその疲れを癒していた。
思い思いの酒や料理を楽しむ中、一人の青年は沈んでいた。
その脳裏には浮かぶものは・・・

「俺は悪くない・・・・きっと他の誰かがうまくやってくれているはずだ・・・うん、きっとそうさ」

青年は天狗殺しと書かれた度数の強い酒を喉に流し込んだ。

「うげぇぇぇぇ!うぇっえええ!」

痛飲し過ぎたのか、外来人長屋の溝で青年は数時間前に食べた料理と対面していた。

「畜生・・・・」

雪の降る中、何かの遠吠えが響いていた。


雪の中、段ボールは既に雪に包まれ幼い狗は寒さに震えていた。

「くぅ~ん・・・・くぅ~ん・・・・」

幼い狗が目を閉じようとしていた時、暖かい手が彼女を持ちあげていた。

「・・・・家に行くぞ!」
「はい!旦那様!」


ボーダー商事謹製 魔法の段ボール

ユーザーの妖怪の山在住のM・Iさんは

「雪の日に段ボールに入って鳴いていたら、旦那様が家に連れ帰ってくれたんです。こんなにうまくいくとは思いませんでした。ホント魔法の箱です!」

今ならケモミミカチューシャと首輪を付けて、ジャスト500円!

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効果は個人差があります

使用後の返品には応じかねます

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最終更新:2012年03月12日 21:08