「博霊神社の巫女、博霊霊夢。八雲紫の暴虐に手を貸し、結界作成を行った罪有罪とする!」

「・・・はい」

「しかしながら、博霊霊夢被告の苦しい生活環境を考え情状の余地ありと判断し、異変解決予備役処分に留める」

「ご迷惑をおかけします」

「期間は無制限です。善行を積みなさい」

是非曲直庁の裁判官の中で、頭を下げる彼女が笑みを浮かべていることに気付くものは誰ひとりいなかった。

「これで・・・」

博霊神社

「これで異変なんて下らないお遊戯に駆り出されなくて済むわ!」

遊廓の結界作成の「報酬」として受け取った○○。

「ホント、○○を地下に隠しての異変解決は辛かったわ・・・辛すぎて解決したあと○○が気絶するまでシちゃった」

霊夢の脳裏を官能的な○○の泣き声が響く

「今夜は祝いにたっぷり満足させてもらうわよ?○○」

ゆっくりと階段を下りる少女の足の間から、ピチャンピチャンと尽きることない濃厚な蜜が滴り落ちていた。


― ○○さん・・・どうして私を裏切ったんですか? ―

― あなたが外に出たいと言ってくれたから・・・・私は・・・私は! ―

声の主が振り向く
端正であったであろう面立ちは血にまみれ、眼窩には瞳がなくただ暗い穴が広がっていた
女が手を差し出す
指と言う指の爪は剥がされ、全てがあらぬ方向へ向いていた

― ○○さんは私の指を白くて綺麗な指と言ってくれましたよね?あれは嘘だったんですか? ―

― 恨みますよ・・・○○さん・・・私とあなたの「子供」の分まで! ―

女が血に濡れたカッターシャツをはだける
「そこ」は無残に切り開かれ・・・・赤黒い「何か」が蠢いていた

「ぎゃああぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁ!」

「○○さん落ちついて!!私よ霊夢よ!!」

「ごめんなさい!ごめんなさい!!!!」

「○○さんしっかりして!!」


同時刻 妖怪の山

自宅謹慎中の射命丸 文の家
すっかり傷の癒えた彼女が念入りな身支度をしていた。

「腹立たしいBBAがいなくなって、大手を振って遊廓に○○さんを迎えに行ったら、あの風船巫女に身請けされていたのは災難でした」

「でも今は異変解決の任を解かれた唯の勘の良い巫女!さて・・・天狗の呪いの力を御覧じろ!」

彼女の手の中には「御守り」として○○から渡された○○の陰毛があった。

「本当は今直ぐ煎じて楽しみたいですが、○○を奪い返すための先行投資です!!」

彼女は○○に呪いをかけたのだ。
呪いは彼を蝕み、あの泥棒巫女でも○○を助ける為には衰弱しきった○○を神社から出さなくてはならない。
そこをスピードにモノを言わせて○○を「保護」するのだ。

「○○さん・・・辛いのは今だけですよ・・・・毎日私が極楽へ連れてってあげますね」


異変解決人ではなくなった博霊の巫女は妖怪の山へ宣戦布告する 愛ゆえに

「この泥棒烏がぁぁぁ!」

その身を焼き尽くしても愛を乞う烏は巫女を迎え撃つ

「あなたは○○に何を捧げた?この風船巫女が!」

初の異変解決に右往左往する魂魄妖夢、寅丸星

「男の人が女の人とのナニをしている写真が弾幕だなんてふしゅぅぅぅぅぅ・・・・」

「急ぎすぎてぱんつを履き忘れてしまいました!」

見え隠れするBBA

「ふふふ・・・なぜ幻想郷が消えていないのかしら?それは私が分身だったからよ!!!」

東方婿地獄変
異変の首謀者は・・・・・博霊霊夢


おぜうの遊廓初体験日記

「美鈴、最近あなたが入り浸っている遊廓とはなに?」

「そ・・・それはとても楽しいところですよ・・・あはは」

― 中略 ―

「どうでしたか?お嬢様」

「なかなかだったわ」

「その・・・娼、男の人はよくしてくれました?」

「一緒にご飯を食べたり、花札や投扇興をしたわ。あれこそ淑女の遊び場ね」

「!?」

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最終更新:2012年03月15日 14:51