愛をとりもどせ!


いつものように不意をついてマスタースパークを放つ
いくら強靭な身体を持つ妖怪どもでもこの攻撃をかわすのは難しい
墜落した「ソレ」を回収すると家に戻った
何か見覚えがある帽子が落ちていたが・・・・・いいや
どうせ喰えば一緒さ

人外になるのは簡単だ
妖怪を喰えばいい
前の私は愚かだった
力なき信念では愛する人を守れないことを知らなかったのだから

アイツに○○を紹介したのは私だった
○○はそう・・・弟子とも違うな・・・・助手といったほうが正しいか
外来人の○○は私の店 霧雨魔法店で押し掛け弟子にしてくれって来たっけ
才能はなかった
それでも○○はひたむきに修行をして・・・アーティファクトを使った方法なら弾幕を撃てるようになった
そこで○○専用のアーティファクトを作ってもらうために知り合いのアイツに引き合わせた

その日から○○の態度がよそよそしくなった
まるで私を嫌っているような感じだった
気になった私は、アーティファクトの調整に行くと言って出かけた○○の後を付けた

      • アイツはいつも何事にも無関心で、何にも愛せないと思っていた
見てしまった
○○とアイツがまぐわっているのを
私は○○を助けようとした
でも○○の声が私を打ち砕いた
○○は悦んでいた
アイツと交わるのを心の底から待ち望んでいた

でも・・・・・許せなかった
○○は私のモノ
それをかっさらったアイツは許せない
私はミニ八卦炉を握りしめて乗り込んだ

          • 負けたさ
アイツは弾幕ごっこなんて興味ないと言っていたが、そうじゃなかった
私は弾幕ごっこじゃない、本当の戦いでズタボロにされ放り出された
その時初めて知ったんだ
自分の弱さを
いくら弾幕ごっこで無類の強さを誇っても、本当の戦いで人間が生まれながらの人外に勝てるはずはない
だから私は人を捨てた

扉を開く
中には程良く筋肉がついた、裸体の○○がいた
○○のシンボルにつけられたリングから鎖が伸び、それは○○自身がこの家の主の所有物であることを示している















「○○を返してもらうぜ!!!こーりん!!!!!!!!」

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最終更新:2012年07月08日 12:05