以前、投下した
9スレ734
の微妙な続きのお通しを投下します。
いや、あの唄がどうもこんな解釈しか出来ない自分も十分病んでるのなぁ…。
幻想郷の魔法の森にある森近霖之助が経営する香霖堂。
そこに、少し前から外来人の〇〇という青年が住み込みで働いていた。
店主に店番を任された彼は今日も仕入れ先【?】である外来の品が流れ着く無縁塚から人気の品である雑誌を拾って来て陳列し叩きをしていた。
〇〇「いつかアナタによく似た笑顔の男の子と~、いつか私と同じ泣き虫な女の子~♪」
外界に居た時に何度も見た拾って陳列した人気雑誌のCMのBGMを思い出し歌っていると…。
ガチャ…カランコロン…。店の扉が開き、「ただいま。」と声がした。
〇〇「家族になろうよ~♪ん?あぁ、
霖之助さんお帰りなさい。って、こりゃまた皆さんお揃いでいらっしゃいませ。」
霖之助の後ろには幻想郷の重鎮である博麗の巫女、白黒の魔法使い、紅魔館のメイド長、八雲と白玉楼と永遠亭の主従に人里の守護者が居た。
霖之助「〇〇君…ご機嫌なのは分かるけど、外まで聞こえていたよ?」
〇〇「あちゃ、ホントに外まで聞こえていました?何か恥ずかしいですね…ん?あぁはいはい、皆さん今日もまた同じ雑誌をご購入ですか?いえいえ、今しがた陳列したばかりですからね、この雑誌。」
少し呆れた顔し荷物を置くために店の奥に引っ込んだ霖之助との会話をしていると、客として来ていた重鎮達がそれはそれはにこやかな笑顔で先ほど〇〇が陳列したゼク〇ィやた〇ごクラブとひよこク〇ブを抱えながら会計を待っていた。
〇〇「え?さっきの唄の題名?【家族になろうよ】ですよ。いい唄でしょう?」
会計時にさっきの唄の題名を知り、満足気に帰る重鎮達。
その日ー、魔法の森の至る所が灰燼になったとか。
霖之助(〇〇君の変わりの新しい外来人の従業員を募集するかな?)
そう切実に思う霖之助だった。
最終更新:2012年07月08日 12:18