●●が歩いていると、道の岩に腰掛けている○○と、寄り添っている金髪の女性がいた

…ん?あっ…お前か、久しぶりだな
えっ、最近姿見てないからみんな心配してたって?
…そうか、すまない。でも俺にも事情がな…
ところで隣で寝てるコイツは誰かって?…お前も会ったことあるだろ
…そ、あいつだよ。パッと見、誰か分かんなかっただろ?
腕にぎゅっと抱きついたままで、羨ましいって?馬鹿言うな
……外出る時はこうしてないといけないんだよ…しないと、俺は死ぬからな…
ちょっと距離取るどころか、抱きついてるの離すのもダメなんだぜ?
見ろよ、この前逆らって小指を喰いちぎられちった…
家ではどうなんだって?家では自由さ。家から出れないがな
外に出れるのは夜だけ。しかもコイツつきでな…
…コイツに何があった、か…
まあ、ついこの前まで小さい女の子だったのに、ここまで変わってたらそう思うよな
…俺もよく分からない
毎日俺の所に来て、菓子食って、一緒に遊んでやって…
ある時、夜遅くに来て、ちょっと構ってたら寝ちまったんだよコイツ
寝顔見たら起こすのも可愛そうだと思ってさ、ベッドに運んでやったよ
…いや、変な事しようとかは思ってなかったさ、お前みたいに変態じゃないからな
んで、ベッドに寝かして毛布と布団をかけてやった
ふと見るとリボン着けてたからさ
寝るのに邪魔だと思って取ってやったんだ
それで、部屋を出た
その夜は俺はテーブルに突っ伏して寝た。お客用の布団とか無かったからさ
次の日目を覚ましてコイツの様子見に行ったらこうなってやがった…

コイツが目を覚ました後は…
ってお前良いのか?もう結構夜遅いぞ
正常な嫁さんが心配するから早く帰ってやれ
俺の事は気にすんな、大丈夫だ
…実を言うとこんなコイツに半分惚れてるからな。半分は恐怖だが
ん、じゃあな、嫁さんは大切にしろよ

「…ふあ…」
「ん?起きたか?ルーミア?」


頭のリボンはお札と聞いて
このルーミアがどんな姿なのかはご想像にお任せする

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年07月08日 12:43