霊夢/14スレ/252,260-261
えーと、流れ切ってすまん。駄文。
「よし、と。今日もいい感じだなぁ」
○○は博麗神社の居候だ。近々外の世界に帰してもらえることになっている。
とんとんとん、と包丁をリズミカルに動かす。○○は無防備だ。
「○○~!」
霊夢が抱き着いてきた。俺が振り向こうとした時、
「あ…」
霊夢の腕に包丁がかすった。ぴっと血が出る。
「ご、ごめんな霊夢!手当を…。」
「いいのよ○○。ちょっと手当してくるわ。」
霊夢は奥に行ってしまった。ううん。悪いことをしてしまった。
今回は霊夢の好きなものを増やしておこう。
「よ!○○。霊夢いないか?うん?美味そうだなぁ。頂くぜ!」
ひょいと
魔理沙が食べかけの魚を取っていき、去っていった。にわか雨みたいな奴だ。
そのとき、霊夢がひょこっと奥から出てきた。
「あれ?今
魔理沙いなかった?」
「あぁ。さっき出て行ったよ。俺の食いかけの魚食って…。」
霊夢はふうんと言ってご飯を食べ、そそくさと外へ出て行った。なんだろ。
そして数日後。
「霊夢の腕の傷、まだ治らないのか?結構浅いと思ってたんだが…。」
「ム…残念ね。まだ治らなさそうよ。」
霊夢は腕の包帯を隠すようにしてそっぽを向いた。
「そうか…。責任とって治さなきゃな。」
早く治りますように。
さらに数日後。
「た、助けて○○っ!霊夢がッ…!?」
抱き着いてきた
魔理沙がどさりと倒れた。…?何が、どうしたんだ?
よく見ると
魔理沙は傷だらけだった。
「ま、
魔理沙!?」
呼びかけていると、襖が荒々しく開かれた。
「どこ行ったのよ雌猫ッ!あぁ、許せない!コロして…。あ、○○!」
霊夢が子供のような、歪んだ笑みを浮かべて此方に来た。そんな笑みが目に焼き付く。
「ねぇ○○?見てみて!頑張ったのヨウカイ退治ッ!ねえねえ見てよ聞いてよ○○
魔理沙ったらね○○に惚れ薬飲まそうとしてたのよ」
霊夢が恍惚の笑みでこっちに話しかけてくる。
「
魔理沙を傷つけたのは…」
「私。ねえそいつを寄越して。私だけを見て!妖怪が○○を狙っているわ、ねえ好き、好きよ好きなのよ!」
「あ…。れい」
霊夢は有無を言わせない、異様な雰囲気を放ちながら話す。
「○○だって私のこと好きでしょ?だって印つけてくれたもん。だから愛を語ってくれる度に上書きしてったんだ。」
霊夢が袖を捲る。そこには包帯。
手首から肘まで巻いてあるそれを外すと、
「…!?あぁぁぁあああああぁ!?」
リスカのような跡が、腕を覆うように、赤く、幾つも幾つも。
「○○のアイの印、もっと刻んでよ。他の奴にアイを囁くより…ね♪」
そこで俺の意識は、途切れた。
つまりは数日の間に霊夢が他の奴に好きな奴聞いてったら皆私のことが好きなの!とか言うからいけないんだよ!
※スレ内で質問が多く、作者からの解説がありましたので載せて置きます。
260 :○○:2012/03/13(火) 14:29:16 ID:IQv/Rbv.
252の作者です。初投稿だったのに色々感想があって…。
よく考えてなかったから、矛盾点あり。
「他の奴にアイを囁くより」→霊夢が聞き込みをしていったところ、100%の確率で○○は私のもの!とかいうから、
「○○を誑かす奴だもの、○○を脅して好きって言わせてるに違いないわ。ああ、助けなきゃ。」
「数日の間に~」→霊夢は○○が自分のことが本当に好きか聞き込みをしましたとさ。仕事サボるな。
「アイを刻む」→「だって○○が責任取るっていうから…。」
おおまかなアナザーストーリー
ごはん食べた後
魔理沙の家へ
↓
「魚食べたでしょ」「え?」
↓
なんやかんやで幻想郷中の人たちに聞き込み、「○○は私のことが好きなのよ?」
↓
ヤンデ霊夢、早苗と出会う
↓
自己中な早苗嘘をつく。「
魔理沙さんが惚れ薬を!」
↓
ピチューン
↓
「
魔理沙!!」
「あ、霊夢。前言ってた惚れ薬、」
「てめぇ!」
「あれ!?要らないのか?作り損だった、ってぎゃあああああああ!」
そして本編へ
261 :○○:2012/03/13(火) 14:31:33 ID:IQv/Rbv.
「数日の間に~」→霊夢は○○が自分のことが本当に好きか聞き込みをしましたとさ。仕事サボるな。
ではなく、
霊夢は○○が浮気をしてないか他の妖怪に好きな人は誰か聞いていったということです。
すみません。
感想
最終更新:2019年02月09日 18:49