とりあえずこーりんネタを考えてみた
アッーではないのでホモは帰れ
ちなみにロシアとかでは魔女は臼で空を飛びます。
影男
パチュリーに妻が強奪した書物をこっそり返却した際に密かにレクチャーされた術式。
捨虫と捨食の法
これを会得すれば種族:人間から種族:魔法使いへと変換される。
今、妻は旧友の主催する宴会に参加している。
彼女に手渡したのは飲み口は水のように滑らかで、蜂蜜のように甘いお手製の密造酒だ。
彼女でも飲んだことのない極上品だ。
少なくとも今夜中には帰ってこないだろう。
魔法陣が光り輝き、裸になって用意した香油をまんべんなく全身に塗り陣の中心に座る。
身体全体が雷撃に打ちのめされたように弛緩し、電気椅子で処刑される罪人のように惨めに糞便を垂れ流す。
それは苦痛であるが、頭の先からつま先まで少しずつ「何か」に置き換わっていく。
「魔法使いになるということは一度死を経験すること」
命蓮寺の生臭坊主が言っていたことが頭をよぎる。
だが後悔はない。
これで・・・・・これであの人と永遠を生きていけるのだから・・・・
翌朝
儀式の後片付けを行い、妻である霧雨魔理紗を迎えに行く。
案の定、密造酒でぐでんぐでんに酔っぱらったらしく本堂で寝ていた。
「霊夢さん毎度毎度すみませんね」
「いいわよ腐れ縁だし。それよりも・・・」
― 気付かれた? ―
「悪いと思っているなら、お賽銭を入れて行ってくれたらうれしいけど。なんなら昨日の密造酒でもいいわ」
内心、ホッとした俺は口封じも兼ねて有り金を賽銭箱に入れていった。
勘のいい彼女だ。
妻を今後はできるだけ神社に寄りつかせないか、より深く妻を「愛して」拘束する必要がある。
この女を抱えながら、特別製の臼に乗り込み空へ浮かび上がる。
ぶよぶよとした脂肪の塊。
触るだけで嫌悪感が募っていく。
このまま事故を装って空中へ放り出してやったら?
それとも、お望み通り「愛している」と呟いて魔力で強化した腕で抱きしめて全身の骨を砕いてやろうか?
「○○ゴメンナ・・・・心配させて」
ふと見ると妻が俺を見ていた。
平静を装う。
「どうしたんだ?いつもの君らしくないぞ?」
「だって・・・○○が怖い顔をしていたんだ」
「怒っていないさ・・・・」
つくづく俺は運が無い。
俺が幻想入りしたのは、「恋人」を事故で失い俺自身も人生を終える為に山を彷徨っていた時だ。
見慣れない木々に包まれた暗い森。
むせるような瘴気にあてられ、俺は意識を失った。
これで「彼」にまた会える。
俺の視界は闇に閉ざされていった。
目を開けると・・・・そこには「彼」がいた。
否、彼とよく似た「森近
霖之助」が私を介抱してくれた。
彼と一緒に働き、ココが幻想郷でありことを知った。
此処から元の場所に戻ることもできるが、俺に外の世界は必要ない。
此処には「彼」がいるのだから。
だが、俺が彼と結ばれるには多くの障害があった。
彼は半妖。
俺よりも寿命が長い。
おまけに霧雨魔理紗という蠅がいる。
魔法使いとして絶大な能力を持つ彼女を消すのは難しい。
特に霖之助と関わりが強い。
最初は恋人かと思ったが、霖之助とは親子ほどの寿命の違いがある。
だが、彼女が霖之助に恋心を今後も持たないとはいえない。
俺は彼女に弟子入りした。
弟子入りしてわかったこと。
彼女は寂しいのだ。
素直な自分を見てくれる存在を欲していた。
だから・・・・与えてやった。
間接照明に照らされた寝所
いつものように彼女は俺を求める
愛すれば愛するだけ、彼女は俺を求め続ける。
「あはっぁ・・・・・!!!」
彼女はイくの時は声を堪える。
弱い自分を見せたくないのだろう。
だから耳元で囁く。
「我慢しなくてもいいよ」
その一言で彼女は波に押されて自我を失った。
俺は彼女のアヘ顔を冷めた瞳で見つめた。
人の一生は短い。
なあに、魔力に身体を蝕まれているこの女の寿命は短い。
それなのに、毎晩毎晩気を遣ってしまうほど満足させているのだ。
俺が強いていることではない。
彼女が望んだことだ。
いずれ、心臓がパンクしてしまうだろう。
そうしたら、大手を振って「彼」に会いに行こう。
最終更新:2012年07月17日 01:07