よし、誰もいない・・・出すなら今!
なんか今回書きたいこといろいろ詰め込みすぎたせいでおかしなことになった気がする・・・
紳士淑女の皆様、こんにちは。夢月といいます
突然だけど今日は姉さんの一日でも見ていただきましょうか
まず前置きね、ある日姉さんが私たちが住んでいる世界に一人の人間を連れてきたの、たしか名前は○○とかいったわね。
そして○○が帰った後、姉さんは大層その人間を気に入ったようで四六時中付きまとうようになってしまったわ、勿論人間には気づかれないようにね。
前置きはここら辺にして早速見ていきましょうか。
朝ね、○○がゆっくりと体を起こすところを姉さんは笑顔で見守っているわ、これも勿論気づかれないように。
そして○○が家から出たあと、姉さんは○○の部屋の中に侵入して布団を出し始めるわね。
その布団のにおいを肺いっぱいに詰めた後その布団を私たちの世界に持ち帰って干し始めるわ。
私たちの世界は幻想郷とは時間の流れが違うからこっちで少し干しておくとあっちでは十分に干したのと同じくらいの効果が得られるってわけ。
まぁ、もっとも私たちの世界はずっと夜だから意味は無いのだけれど、一種の自己満足ね。
昼ね
布団を干し終わった後は○○のための弁当作りが始まるわ。
ある日突然「食事の作り方を教えてくれ」なんて頼まれたから驚いたわ。
よくもまぁたかが人間のためなんかに食事なんか作ってやろうと思ったわ・・・・・あの時はね。
あぁ、ちなみにこの弁当は皆様が思っている通り普通の弁当なんかじゃないわよ。
細かく刻んだ自分の髪、体液等が主なトッピングね、気づいたときはどんな顔をするのかしら。
できた弁当を○○が勤めている職場の人間に渡しているわ。
渡している人間には魔術をかけているから誰に渡されたのかは認知できないわね。この間だけ「○○に弁
当を渡す」という命令を下された傀儡になっているわけ。
あとそうそう、○○がいる丁度真上から羽根を落とす行為も忘れずに行っているわね。
夕方ね
○○が職場から出てきて帰宅する時刻ね。
ここら辺が一番の見所だと私は思っているわ。
○○がワーハクタクや不死人と話しているところを見て姉さんは急に狂いだすわ。
そして自分の羽根を毟り取ってその羽根で自分の体に傷をつけ始めるわ。
「りすとかっと」とか言ったかしら。
あれと同じ行為ね。
しばらく傷をつけた後その羽根を○○の頭上から落とすわ
そして○○が彼女たちと別れると姉さんはまたいつものように監視を続けるわ。
ところで、この時さっきの奴らに危害を与えて消すのが一番手っ取り早いのになぜそうしないのかしら。
「ここで奴らを消すと○○が悲しむ」と考える理性がまだ残ってるとでも言うのかしら
まぁもうその理性がなくなるのも時間の問題だけどね。
夜ね
○○が食事をしているところや入浴しているところを観察して、ようやく○○が布団に入り寝静まったころ、姉さんはここで初めて○○に触れるわ。
今ああして○○に傷をつけているのはこちらの世界に引き込むための術式のためなの
あれが完成すると○○は幻想郷との関わりをすべて失い、晴れて私たちの世界の住人になるわ
もともと奴隷を増やすための術式だから一度にやると心が壊れてしまうため毎日少しずつ術式を書き込んでいるの、こうすることで心を壊さずにこちらに引き込むことができるってわけ。
そして姉さんは今日の分の書き込みを終え、○○にキスをしてこちらに帰ってくるわ。
どうだった?これが私の姉さんの一日よ
まったく、こんなことをして何が楽しいのやら・・・私にはまったくわからないわ
だって・・・こうして○○がこっちに来た後の準備をするほうが楽しいのですもの
私もね、最初は人間のことなんかどうでもいいとは思っていたけれどまさか人間に心を惹かれるなんて夢にも思ってなかったわ。
私たち姉妹は二人で一人だから好きな異性のタイプも同じになっちゃったのかしらね。
姉さんには悪いけど・・・ここは私も退けないわ
ふふふ・・・・私の○○、早くこちらに来てくれないかしら
貴方が来てくれた後の準備は整っているわ
え?さっきから私が持っている植物は何かって?
これはハーブの一種よ、今夜も夢の住人として一時的にこっちに来るから○○に出そうと思って
これを飲むと少しずつ、少しずつ、と私に惹かれていくの。
こっちに来たときの○○が見せる対応に対しての姉さんの表情が今から楽しみね
ふふ・・・うふふ・・・・・・ふふふふふふふふふふふふふ
最終更新:2012年08月05日 15:03