ルーミアは○○という青年が好きだ。
ルーミアが最初捕食しようとしたのがルーミアと○○のなれそめだ。
ルーミアは何回も告白してきた。しかしそのたびに○○に冗談と思われ、軽くあしらわれていた。
ルーミアは不満だった。
「なんで?私はこんなにも○○のことが好きなのに。」
そのうちルーミアは○○の後を付いて廻るようになった。
○○が食べているものを覚えたり。
○○の家を調べたり。
○○の寝顔を見て幸せになったり。
それを見て、ルーミアは○○にアタックした。
しかし○○は頭をくしゃくしゃと撫で、大きくなったらね、というのだ。
私は人間とは違いゆっくりゆっくり成長する。
私が大きくなったら、○○は既に死んでいるだろう。
どうしようか。
私は今日も里に行き、○○へ会いに行く。
暗闇の中だと良く見えないが、○○の場所へなら寝てても行ける自信がある。
私はニコニコ笑う。
叶わない恋を心に秘めて。
里で○○はお団子を食べていた。
私に気付くと手をふる。…むー。暗闇に隠れてたのにな。
○○はプレゼンドがある、と私に緑色のリボンをくれた。
付けてあげるよ、と○○は私の赤いリボンを外す。
ふ、と意識が飛んだ。
目が覚めると私は成長していた。
私は嬉々として○○に近づく。
「○○!私大きくなったよ?これでいいよね!…もう、離さない。」
今度は精神を食べてあげる。
○○と私は暗闇で、二人きり。
私はにこりと、笑った。
最終更新:2012年08月05日 15:16