ロダに投下する予定だったモノを投下してみる

信仰は心弱きもののために


ああ、まただ

○○さんの顔を見ると心が焼かれるように感じる

○○さんは信仰に生きる人だ

外界への夢半ばに倒れた仲間の魂を供養するために、ここ命蓮寺へは修行するために来ている

なんて清らかなんだ

それに比べて、私なんて人から忘れられたことにいじけて仏門に入った

私、知っているんだ

○○が滝行をする時、白蓮がこっそり覗いていることを

ナズーリンがネズミに化けて、夜な夜な添い寝していることを

笑っちゃうよね?

徳の高い白蓮が、普段威張りくさっているナズーリンが

○○を邪な目で見ているなんてさ

本当は私も○○さんを愛したい

でも、力のない私にはこれが限界

そっと人にも妖怪にも聞こえない音を奏でる

音は命蓮寺を通り抜け、○○さんを包みこむ

法衣をすり抜け、○○さん自身を音で撫でてあげる

イヤラシイことだと知っていても止まらない

こんな汚らわしいことをしていると知っても○○さんはその笑顔を見せてくれますか?

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最終更新:2012年08月05日 20:00