魔理沙/14スレ/768
ゴールデンウィークは甥っ子の世話だよ・・・・ハハハ・・・・・
ラーメンライスの漬物的な作品ですが
時間はたっぷりある
ゴールデンウィーク それは世の人々が様々なアクティビティーに勤しむ黄金の週間。
ここ幻想郷でも多少なりとも、それは生きていた。
「ゴールデンウィーク・・・何しよう・・・」
彼の名は○○。
外界への帰還を目指す外来人の一人だ。
「何を悩んでいるんだい?○○」
「いやぼっちは辛いなと思いまして・・・」
「ぼっちとはなんだい?」
「それはですね・・・」
彼が意味を話そうとした時だ
「よう!○○明日は何処行く?」
「また来たよモノクロ」
「酷い言い方だな!せめてシックとか、大人っぽいとか!お客さんは神様なんだろ?」
「そういうのはお金を払う客だけだっつうの!」
店主の森近霖之助がお茶を用意しようと席を立った。
「今なら幻想郷遊覧空の旅、キノコのフルコースが○○を待っているぜ」
「で、今までのツケをチャラにしろって?何か言ったか~?俺は聞かない!ふざけたことは聞かないことにした!」
「つれないことを言うもんじゃないぜ・・・・」
モノクロこと、魔理紗が目を伏せて何事かを呟き始めた
魔理紗のアクティビティー
「どうだい?空を自由に飛ぶのはなかなかだろう!」
「すごいな魔理紗!」
「こんなもんじゃないぜ!まだまだこれからだぜ・・・・」
「どうしたんだ?魔理紗?」
「○○を地上に降ろしたらもう戻ってくれないだろ?なら・・・」
「お・・・おろしてくれぇぇぇ!」
「ずっと一緒に飛んでくれよ○○・・・」
その日、二人は流れ星になった・・・
魔理紗がイケナイトリップに浸っていた頃だ。
「二人ともお茶が入ったよ」
「ありがとうこーりん」
「店長も少しサービスしすぎですよ」
「僕にできることはこれくらいだからね」
ゆっくりとした午後が過ぎて、魔理紗は○○が高所恐怖症であることを知って肩を落として帰って行った。
「そろそろ今日は店仕舞いにしようか○○」
「ええ」
「今日も晩御飯を食べていくかい?」
「いいんですか!ありがとうございます」
森近霖之助のアクティビティー
「どうだいお茶を飲みながら、一日中本を読むというのもいいだろう○○?」
「・・・・それしかできないからね」
「昔ならモノクロや紅白がやってきて・・・・でももう」
「○○過ぎたことを悔やんでも仕方がないよ。霊夢が老衰で死に、魔理紗も・・・・」
店の外の幻想郷は変わり果てていた。
それもそのはずだ。既に100年もの時間が流れていたのだから・・・
「店長のカレーってなんでこんなにも美味しいんだろ!今度レシピを教えてくださいよ!」
「ははは。君には無理だよ」
「カレー専門店を人里に作って儲ける予定が!」
「でも、友人と一緒に食べる食事はかけがえのないものさ。君にもいずれわかるさ・・・・」
○○は無邪気にカレーを頬張っていた。
感想
最終更新:2019年02月07日 05:12