○○の一日
「店長じゃあ行ってきます」
「ああ頼むよ」
○○が半妖の店主の所にやとわれて半年、店主が謎の大けがをして以来商品の回収は彼の仕事になった。
無縁坂へ行くわけだから危険度も高い。
幸い、店長の知り合いの巫女がただでくれたお札があるおかげで彼に危害が及ぶことはない。
一回金髪の人食い妖怪に襲い掛かられたが、札を見た瞬間に失禁して気絶した。
「鬼が・・・鬼巫女が立っているぅぅぅぅ・・・・」と、譫言を呟きながら・・・・
無縁坂
そこには忘れ去られたモノが散乱している。
大概は使い物にならない粗大ゴミではあるが、店長の守り刀である草薙の剣といった伝説級の代物も見つかったりしているため油断できない。
「これは?」
手に乗るほど小さな宝塔。
美術に疎い○○でもこれが値の張るものだとわかる。
○○が手を伸ばそうとした時だ。
何かじっとりと湿った視線を感じる。
振り向くと、草むらにちらちらと虎の尻尾が見えた。
○○は見なかったことにして、他のモノを物色した
その後○○は「大きな白磁の皿」、「桜の透かし彫りが入れられた扇子」、「羽衣」を見つけるがその都度何者かの気配を感じる。
特に扇子を手に取ろうとした時だ。
「はぁはぁ・・・。。さぁん・・・・」
という、女性の声と鞘鳴りの音がすぐそばで聞こえた。
振り向くと誰もいない。
そんなこんなで今回は空振りに終わった。
再思の道の入り口
そこには 寅丸星 物部布都 西行寺幽々子&魂魄妖夢 永江衣玖 が倒れ伏していた。
恐らく、無制限弾幕ごっこをしていたんだろう。
後々面倒になりそうなので、○○は見なかったことにしてその場を後にした。
彼が「フラグをへし折る程度の能力」を持っていたことを、彼女たちが知ったのは○○と八雲紫との結婚式場であったという。
最終更新:2012年11月11日 14:31