此処は紅魔館。
ほとんどが妖精メイドのこの館でも一応男性の使用人がいる。
それが彼、○○だ。
幻想入りしてきた外来人である彼は運良くというか運悪くというべきか、紅魔館の臨時司書として雇われた。
とはいえ、女ばかりの職場。
本来は関係のない紅魔館の業務に駆り出されることも多い。
おまけに
パチュリーか、それとも
レミリアの趣味か彼が童顔で背も低いことから短パンの着用を義務付けられた。
まあ、衣食住が保障されパチュリーからの賃金もある。
時折妖精メイドのいたづらでパンツが盗まれたりするが、おおむね平穏に生活していた。
ヴワル魔法大図書館
パチュリー・ノーリッジが管理するこの場所は、○○本来の職場だ。
無論、臨時司書の仕事もしている。
「・・・・・?こんな本あったっけ?」
彼の手にあるのは表紙のない、見た目「薄い本」のような小冊子だった。
危険な魔道書も多いこの図書館。
○○もうっかりと開くようなことはない。
「館長~!この本なんですか?」
「どうしたの○○・・・ゲッ?!」
普段の虚弱体質が嘘のように、○○の手からソレを奪い取った
「ぜーはーぜーはー」
「あの~館長大丈夫ですか?」
「あれはとっても危険なモノよ!いい!!」
「でもソレって護符にも反応が・・・・」
「なくてもキ・ケ・ンよ!」
○○が居なくなったのを確認すると、パチュリーはそっとその小冊子を開いた。
中表紙には「私はこうした!病み姫の婿選び」と・・・
- 奴隷を鉄にも負けない体に改造する百の方法 風見幽香
「あの人達ったらこんな方法を使っていたなんて・・・・うふふふふふふ・・・」
その頃、○○は・・・・
「○○さん・・・昨日は自慰をしましたね?」
「ッ!何を聞いてくるんですか!小悪魔さん!」
「私は実は淫魔なんですよ・・・だから!」
「ヒィ!」
「あなたのイヤラシイ匂いもわかるのよ?ボウヤ」
「そんな!キャラまで変わって!」
「それでは・・・・いだだぎまぁず!!!!!!!!」
最終更新:2012年11月12日 11:01