「THE言葉遊び」
梅雨が明けて、夏が到来した幻想郷。
日差しがジリジリと強く早くも夏バテしそうになる。
そんなある日、人里に住む外来人の青年〇〇は思い呟いた。
「来週は『土用の丑の日』であり八つ目鰻の蒲焼きを食べて英気を養って、その後によく冷えた西瓜を食べたいなぁ…。でも帰還資金を貯めるために我慢、我慢。」
そう言って、仕事に勤しんだ。
その頃、地獄の是非曲直庁の執務室で浄瑠璃の鏡で人里を見ていた閻魔
、四季映姫は…。
「ま…全く突然『映姫を養いたい』なんてプ…プロポーズはもっとムードがある時に…。はっ!こんなことしている場合じゃありません。」
顔を真っ赤にし飛びだして行った。
また同じくその頃、幻想郷の某所ー。
「『萃香が食べたい。』なんて〇〇って大胆だなぁ~。酒を飲まないで赤くなったのは始めてだよ。」
そう言って入念に鎖を確かめ飛んで行く鬼の伊吹萃香が居た。
その日の夜、人里の一角にある〇〇が住む小屋の近くで激しい弾幕勝負が起きた。
周辺住民曰くー、時折、轟音と共に「〇〇さんを狙う悪鬼は地獄すら生温い!!」や「閻魔如きが、地獄じゃない人里で鬼に威張るな!!」と聞こえ翌日には〇〇の姿が無かったとか。
最終更新:2017年12月18日 01:13