てゐが重要な話があるので家に居てて欲しい、
と言う話を受け○○はお茶と茶菓子の用意をしていた。
てゐがひどく真面目な顔をしていたし最近はいたずらもしなくなったので
こちらも真面目に話を聞こうという訳だ、
何故いたずらを止めたのか?と聞いたら「もう大人になったから」らしい、
何年生きてるかも分からない神話の世界の住人が何を言っているのか・・・、と思ったが
本人がそう言ってるのだし精神的な物かも知れないので頷いておいた。
そういえばいたずらをしなくなったのは二月ほど前の宴会の後だったよな、
あの時はつい飲み過ぎて気がついたら昼前で神社の畳の上に転がっていたよな、
かけてくれてた毛布を霊夢に礼と侘びを言って返すと
「さくやはおたのしみでしたね」意味深な笑みで言ったな、
まぁ、宴会だから楽しんだのは事実だけど。
その帰り道でてゐに会って思わず身構えたが、
「もういたずらはやめた」って言ってそのまま別れたんだった。
その言葉自体が罠かと思ったが何もなく今に至るというわけだ、
被害を受けたという話も全く聞かないし本当にやめたらしい、
いやぁ、平和って素晴らしい。
そんな事を考えていたら扉を叩く音が聞こえた、
おっと、もうそんな時間か、
はいはい、今開けますよ、っと。
そこに立っていたのはてゐと小さいサイズのてゐ数人、
と大きな包みが沢山、
「その子達は?」
と聞くと
「私の子供」
と答えたので
「そうなんだ、おめでとう」
と言った、
いつの間に男とよろしくやってたのかとは思ったが大人しく祝福しておく。
「で、その荷物は?」
と二つ目の質問をする、すると
「今日からここに住むことにした」
と、答えた。
呆気にとられている○○を尻目にてゐは家に入り荷解きを始めた、
「仕事はどうするのか、第一子供の意思は?」
その質問には
「ここから通う、そんなに遠くないしひとっ飛びだ、
子供はパパとも一緒に住みたい、と全員一致だ」
と、返された、
なぁんだ、役目を放棄したわけじゃないんだな・・・、
あれ・・・?後半何か変な事言ってなかった?パパとか。
てゐはいたずらっぽい笑みを浮かべながら
「この子達はあの宴会の晩に出来た子供達だよ、
月の頭脳のお墨付き」
とDNA鑑定書を出してきた、
因みにしっかり月の頭脳のサインまで入っていた。
大人になったってこういうことですか!?
親になったの間違いでしょう?
霊夢さん!あの笑みはこういう意味だったのですか!教えてくださいよ!
嘘だと言ってよバニー! ほんとはいたずらなんでしょ?
「私の能力を知っているでしょう?
幸せにしてあげるよ・・・」
混乱する○○の腕を取り濁った目でてゐはそう呟いた…
あとがき
あの夜にはてゐが一方的に○○を戴いちゃいましたわけです、
兎の性欲は凄いので酔ってて記憶が無いのは幸せでした
でもこれからは同居するので・・・ゲフンゲフン
そう言えば子供の好みは親に似るっていいますよね
因みに子供は全員可愛い女の子です
どうでもいい話ですけど
兎って近親交配するはずですよね・・・?
本当にどうでもいい話ですけど!!
駄文失礼しました
最終更新:2012年11月20日 00:39