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ポルノグラフィティのジョバイロ聞いてたら、「あなたが気づかせた恋があなた無しで育っていく」
「あなたの隣にいる自分を上手く思い描けない」て歌詞の所でこの曲歌ってる○○を見て襲う病み嫁達が思い浮かんだ。
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自分でネタ振りしたんでポルノ好き○○で一つ。
博麗神社にて宴会が執り行われ、多くの人妖が酒を煽飲み交わし余興の弾幕ごっこを楽しんでいた。
宴会に呼ばれていた外来人の○○も幻想郷の住人達からの酌ですっかりほろ酔い気分であった。
「なぁ、○○ぅ~。お前歌上手かったろ~?なんか歌ってくれよ!」
「おいおい、
魔理沙。いきなりそんな事言われたって…」
「あら、せっかくの宴会なんだから野暮な言い訳は無しよ。○○」
「紫さんまで…、じゃあ一曲だけですよ」
いいぞいいぞと囃し立てられながら立った○○は一度咳払いすると、外界にいた時一番好きだったミュージシャンの歌を歌い始めた。
~青年歌唱中~
「それでも夜が優しいの~は~見て見ぬふ~りしてくれるか~ら~っと」
ふぅ、と歌いきり一息ついた○○が感じたのは冷たさだった。
先ほどまでどんちゃん騒ぎだった連中が無表情でじっと自分を見つめているのだ。
「えっと、皆?どうし」
「○○さん!すっごく上手でしたよ!」
「ああ、有り難う早苗さん。褒めてもらってうれしいよ」
「歌詞も良かったわ。夜は確かに全てを包んでくれるわ」
「けど、悲しい事も言うわね。恋が相手無しに育っていくなんて」
「ああ、
レミリアと幽香はそう感じたんだ」
「「「「「でも、○○『さん』は大丈夫『です』ね。相手はちゃんと居続け『ます』るから」」」」」
「へ?」
呆然とした○○を後目に淀んだ瞳をした宴会の参加者達は立ちあがりお互いを睨み付けた。
「「「「「もうちょっと待ってて『下さい』ね、○○『さん』。今邪魔者を片付けちゃうから」
○○は色鮮やかな弾幕を唖然と見つめると迂闊に歌を歌った自分を呪った。
最終更新:2012年11月20日 11:34