ピンポーン
ああん、お客さん?
人がシル○ル見ながらレトルトカレー食べてるときに……、よっこらせっと。
一応鍵掛けたしチェーンつないでおいたし大丈夫だけど。
ガチャっ
「こんばんわ、○○さん」
……なん……だと……?
インターホンを押したのは同級生の東風谷早苗。
余り彼女と会いたくないです、カレー冷めちゃうし。
「お父さんとお母さんお留守なんでしょ?
私がお夕飯作ってあげますよ、キッチン貸してくれませんか?」
これなんて雛見○村?
いつの間にか俺がL5だったみたいで怖いです。
悪いけどもう食べちゃったんだよ、だから心配要らないって。
「ふぅん…、でも折角だから上がってもいいですよね…?」
つまみ出すようで悪いけど暗いから帰りなよ。
「何ですかそれ…まるで私が嫌みたいじゃないですか…」
いや、そんなわけじゃなくてね…
君のためを思って…
「少しくらいお家に入れてくれたっていいじゃない…
それとも何!私が嫌いだから意地悪してんの!?」
違う違う!それはえーと…
拙い、言い訳が思いつかない。
早苗さん目つきが怖いです、隙間から睨んできてます。
「分かった、中にいるんですね?」
いいえ、中に誰もいませんよ。
「帰り道で見たんですよ、私の知らない女と話してたの」
いや、バイト先の先輩なんだけど。
そこまで仲良くないから。
「もしかして今いるんですよね?そいつか、また別の女が」
おい待てなんでその発想になる。
「開けてください、○○さんに変なのが伝染る前に何とかしますから」
何とかって…何するつもりだよ!
もういいから帰ってくれよ!
冷やかしに来るんじゃねえよ全く、気持ち悪い!
「駄目です。開けてください」
えっ…?なんて力だ…
両手で無理やり抉じ開けようとするなんて。
チェーンが切れそうだ。
「何の、つもりですか…手…を、放して、ください…!」
ミシミシ…
やべぇ…人間の力じゃねえこれ。
チェーンさん頑張って!!
「いいから放してください…!開けて、開けて…開けなさい……!」
あわわわわ…やめて!チェーンさんが痛がってる!
「助けて藍様あああああ!!千切れちゃうよぉぉぉ!!!(CV:○○)」
もう帰れよ…!帰ってくれ!
「開けろ、つってんでしょうが!!」
ガキィィンッ!
ちぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええん!!!!!
最終更新:2012年11月20日 16:38