クソッ……、どれだけ走れば振り切れんだよッ!……
「逃がしませんよ?」
そんな……、もう追い付かれちまった!
「そんなに走っても無駄だというのに」
お前から1ミリでも離れたいからうわっ!
「もう鬼ごっこも飽きました、なので私無しでは生きられないようにしちゃいます」
おい、何をするつもりだ!
「何って、こうするんですよ?」
俺を追いかけまわしていた彼女、射命丸文は俺の両脚にカメラを向け、
バシャッ
がぁぁぁあっっ!!、脚が、脚がぁ!!
「動かないでください、動くと余計血が流れてしまいますよ」
文!、俺の脚に何をしたんだ!
「貴男様が散々逃げ回るから膝から先までの脚を没収しちゃいました
大丈夫です、四肢が欠けようが廃人になろうが一生一緒にいてあげますから……」
どこからか取り出した布で彼の脚を縛り、抱きかかえて妖怪の山へと帰っていった
カメラは魂を吸い取るとかいう迷信があるけどぶっちゃけカメラでガオンされる描写が描きたかっただけなんだ
最終更新:2013年06月23日 10:38