やりたいことは自分でやったほうがいい、でないと後で酷く後悔することになる…
さて、この先どのルートでいけばいいのやら。
ストーカーとは、特定の他者に対して執拗に付き纏う行為を行う人間のことをいう。(Wikipediaより)
幻想郷にきてストーカーって本当にいるんだなとしみじみ思う。
いつのころからだろうか、たしか俺が幻想郷に迷い込みある程度仲の良い友人ができたころだったか。
まあそのストーカーも今は‘まだ’危害がないため無視している、危害さえなければ特に問題ない。
友人の一人、博麗霊夢にそのことをいうと呆れられた。そして、
「そういう変な奴は早めに対処しとかないとえらい目に遭うわよ」
と忠告された。
わかっちゃいるんだがどうしろと…ということで少し考えてみる、ストーキングされてるときのこと、
コトッ…コトッ…
あの音は多分女性用の靴音だからストーカーも恐らく女性なんだろう、俺にはそんな女性に怨まれるようなこと
した覚えがないんだが。いやあるのかも、もしかしたら無意識に傷付けてるかもしれない。
女性のことがわかるのは女性だけ、なら一番信用できる彼女なら…!
咲夜「で、私のところにわざわざ来たのかしら?」
〇〇「まあ後々問題になったら大変だしな」
十六夜咲夜、幻想入りした俺を初めに見つけてくれた命の恩人だ。俺はどれだけ彼女に感謝しているんだろうか。
まあ彼女と仲良くなった経歴は今話すと長いから後ほどにするとしてだ、
咲夜「はあ、なるほど。心当たりは十分あるわ」
〇〇「マジか」
咲夜「ええ、〇〇は鈍感なのよ」
〇〇「それはよく言われるが…」
鈍感、俺は鈍感らしい…いやむしろ俺は過敏なほうなのだがな。
昔からかすかな物音がするだけでちょっとビクンとなってしまう、まあ慣れればそうでもない。
咲夜「なら周りのことをよく見たらどう?」
〇〇「よくって言われても…咲夜はかわいい、くらいしか今は言えないしな…」
咲夜「な、何言ってるのよ…」
うん、咲夜はかわいい。幻想郷の女性たちはみなかわいいけどちょっと恥ずかしがってる今の咲夜はとびきりかわいい。
しかしやっぱこれだけかわいいとなると彼氏の一人二人はいるんだろうな、そう考えよう。
咲夜「とにかく、周りのことをよく見るのがいいと思うわ」
〇〇「ああ、気をつけてみるよ」
自分のこの言葉ほど信用できるもんはないよなあ…
その日の帰宅中もまたいつも通りだと、違うのはよく周りを見るようにする。
それだけだとそんときは思っていた。
最終更新:2013年07月04日 10:59