コトッ、コトッ、コトッ、コトッ、
今日もか、ならと確認するため少し足を速めてみる。
トットットットッ、コトコトコトコト、
次は足をゆっくりにしてみる、いつもならストーカーも足を合わせてくるはずだ。
トッ、トッ、トッ、トッ、コトコトコトコト、
‥‥‥‥、え?
トッ、トッ、トッ、トッ、コッコッコッコッ、
ストーカーの足はさらに速くなる。自然と俺も足が速くなりついに走り出した、しかしストーカーもさらに速くなる。
タッタッタッタッ! コッコッコッコッ!
やばい追い付かれる!俺は懸命に走る、後ろは振り返らない。
…ようやく帰宅した、早くなんとかしないとな。

俺は汗を袖で拭い目の前の椅子に座る。
咲夜「またストーカーに追いかけられたんですか、はいお茶」
〇〇「おうサンキュー」
俺は咲夜からお茶を受け取る。うんおいしい、さすが紅魔館のメイド長、格が違う。
お茶を飲んだところで少し冷静になる、今回のストーカーはいつもと違った。今回は逃げきったが次はどうなるかわからない、
そうなると頼るべき相手だ。やっぱ博麗の巫女か?いや、ストーカーごときで助けに来るほど彼女も暇じゃない、
なら咲夜か、彼女もまた…咲夜?
咲夜「どうかしたのかしら?」
〇〇「咲夜、なんでここにいるんだ?」

鳥肌が立つ。いるはずもない、来る理由もない俺ん家になぜ咲夜が…!
咲夜「はい忘れ物。まったく、忘れ物は私としても困りますよ?」
咲夜の手には確かに俺の持ち物があった。
〇〇「お、おう、悪いな」
そういい受け取る。
咲夜「じゃあもう帰るわね、困ったらまた紅魔館に来ても結構だから」
〇〇「出来るだけそうならないようにするよ」
別れの挨拶をすると彼女は消えた、便利な能力である。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年07月04日 11:00