幻想郷にある人里に住む外来人の二人の青年。

〇〇と●●。

同じ時期に迷い込み、同じ年齢だったので直ぐに仲良くなり苦楽を共にし「外界に帰ったら一緒に酒飲もう。」と約束し、どちらも気さくな性格で里人にも馴染み、仕事を貰いながら帰還資金を貯めるために頑張っていた。

だが、●●はもう少しで資金が貯まる前に祝言をあげることになった。
相手は人里の顔役で寺子屋の教師である上白沢慧音だった。

里を挙げて祝われた。
袴姿の●●と白無垢の慧音の盃に酒を注ぎながら、酔った勢いで冗談混じりに低い声で言った。

〇〇「祝ってやる…家内安全に無病息災…そして安産祈願の思いながら祝ってやる。」

まるで呪詛の言葉と手から念を放つような仕種をし離れた後に酔いがかなり回ったのか俯せに倒れて少し騒がしくなったが気持ちよさそうに寝ている〇〇を見て里人は「やれやれ」と呆れながらも、何やかんやで友人を大切にする彼を運び介抱した。


そんな光景を見た主役の二人は、お互いを見て笑った。

●●は諦観とうっすらと涙を浮かべた笑顔を。

慧音は溌剌としているが、どこか歪んだ笑顔をしていた。



…明るく少し笑えて短いヤンデレを目指したけど、途中で思考停止しました。

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最終更新:2013年09月16日 02:15