人里に住んでいる○○は性格がよく、関係も多くて、誰も差別することのない好青年だった。
ある日、○○は今まで好きだった人里のある道具屋の看板娘に思い切って告白した。
そしてその告白は見事に成功した。
次の日、○○は人生初の彼女ができたため、もう大工の仕事がはかどってしょうがなかった。
どれだけはかどったかというと、いつもは厳しい大工の親父がべた褒めするぐらいだった。
その仕事の帰り道、鼻歌交じりに家に帰ろうとスキップをしていた○○は、
偶然知り合いの女の子アリス・マーガトロイドに会った。
○○「ん?
アリス?その大量の人形は・・・人形劇の帰りかい?」
アリス「そういうあなたはご機嫌がいいみたいね、なにかあったの?」
○○「いや~実はね・・・あそこの道具屋の女の子と付き合うことになって・・・もう嬉しくて嬉しくて。」
その言葉を聞いたアリスは一瞬顔を曇らせたが、すぐに笑顔になった。
アリス「よかったじゃない、○○。応援してるわよ。そうだ記念に・・・あったあった、これ。」
そう言ったアリスは鞄の中から洒落た模様のハンカチを○○に渡した。
アリス「このハンカチに使った毛糸はね、恋愛に関することなら一つだけ叶えてくれる魔法がかかってるのよ。」
○○「そうか・・・ありがとう!!」
○○はアリスに頭を下げると、言えに向かってまたスキップしていった。
アリス「まあ、この願いをいうのは、私だけど。」
アリスが歪んだ笑顔で独り言を言っていると知らずに。
一週間後、文々新聞には○○が失踪して、道具屋の看板娘が自宅で殺されたことが書かれていた。
そんな記事を自宅で見た○○の親友の霧雨魔理沙は見て驚いた。
魔理沙「た・・・大変だぜ!!速く○○を見つけないと!!」
魔理沙は○○を一緒に探す仲間を見つけるため、家が近いアリスの家に行くことにした。
魔理沙「アリス!!大変だぜ!!○○がいなくなったぞ!!」
そういって魔理沙はアリスの家の扉はドンドン叩くとキィっと扉が開いた。
そこにいたのは、
服がボロボロになって、死んだような顔をした○○だった。
魔理沙「○○・・・どうしてここに!?」
○○「・・・・・・・・・・・・・・・・」
魔理沙「お・・・おい!!なんとか言えよ!!!」
アリス「あら魔理沙。いたのね。」
魔理沙「アリス・・・どういうことだ・・・○○がなんでいるんだ・・・」
アリス「だって○○と私は恋人なんだよ?何がおかしいの?」
魔理沙「アイツは最近彼女ができたって言っていたじゃないか!!しかも○○、一言も喋ってないし・・・
おかしいにきまってるんだぜ!!」
アリス「・・・そう・・・私たちの恋を邪魔しようとしてるのね・・・この女は・・・」
魔理沙「・・・・・・・アリス・・・・・・・・・?」
アリス「こんな奴に私の○○は渡さない渡さない渡さないわたさないわたさないワタサナイワタサナイ」
その瞬間魔法の森に大きな爆発音がした。
最終更新:2014年10月29日 20:26