抗議しようと簑と笠を着て外へ出ようとする○○、だがレティの狙いはそこであった。
○○は突然立ち上がり簑と笠を着た。村人は○○の突然の行動に驚き呆けていたが、外に出た○○を呼び止めようと玄関から外を見たときには、既に目にはとらえることは出来なかった。
○○が外に出て数秒後、吹雪は止んだ。だが表に出れば○○が見える時間あろうが、まるで幻のように「ふっ」と消えてしまった。
村人は○○を探しに動こうとしたとき、ふと耳をすませば囲炉裏の炭の音と、女性の幸せそうな声が響いていたという。
その日から今日ほどの吹雪はなくなったが、村人には一つだけ疑問があった。○○はなぜ急に外に出たのだろうかと。
また村人は一つの結論を出した。
今度何かおかしいことが起きたとき、同じことをすれば異変は解決するのだろうと。
最終更新:2018年09月13日 18:26