歴史の伝統 異種族の恋
例え結ばれたとしても 後には災厄だけが待つ
あたいはお前といっしょにいたい ずっとずっと一緒にいたい
君はダメだと彼女に告げた
幼い見た目の可愛い氷精
どうしてダメかを彼女は聞く
あたいが子供っぽいからか
男は芯を持って言う
僕はいつかは外に帰る 君は僕を忘れるべきだ
君が僕を愛していても 愛は一生続かない
氷精はがむしゃらにこう返す
なんでお前は外にかえる なんであたいといっしょにいない
あたいがきらいになったのか それともだれかにいじめられたのか
男は背中を向けて言う
君の事は嫌いじゃない けれど外には帰りたい
僕には外に人がいる 君も探し直すべき
一生あいは続かない おまえはあたいにそう言った
だけどはあたいはみつけたよ つづける方法みつけたよ
男は気になり振り返る
振り向く先には氷の弾幕 男はたちまち氷漬け
妖精は氷を抱き 氷に向けて呟いた
おまえはいのちの長さで言った あたいとおまえのいのちで言った
だからあたいは考えた
あたいがいつか死ぬ時に あたいがおまえと居ればいい
それならどっちもさみしくない。
最終更新:2017年01月16日 03:27