◯◯「ん?何だこのノート?…藍姉さんの名前が書いてあるな」
ペラペラ…
◯◯「××年、××月××日…ついこの前か」
「今朝、◯◯がお弁当を忘れて外出したため、それを届けに行った
『ありがとう』そう言って笑う◯◯の笑顔は、なんて癒やされるのだろう
◯◯を紫様が拾ってから数十年…◯◯はもう私の家族なのだと、私はそう実感した」
◯◯「…なんか、照れるな…続きも読んでみるか」
ペラペラ…
「××月○×日 人里から帰る途中、◯◯を見かけた
…他の女と一緒に歩いていた
何故だ?ありえない…」
◯◯「…ん?」
「××月△△日 この前◯◯と歩いていた女と出会った
私は聞いた「お前は◯◯の何なんだ?」
女は言った「ただの友人ですよ」
ふふふ、よかった 私は大事な弟の友人を消し炭にするところだった」
◯◯「え…?」
「××月×◯日 ああ◯◯ 私はいつまでこの想いを秘めておかなければならないのだろう このままでは、私は君にとってただの姉 そんなのありえない そんなの許さない」
◯◯「…字がどんどん汚くなってる…姉さんに何が…?」
ペラペラ
◯◯「…××月●●日…?これって、今日の日付じゃないか」
「私は今日、ついに行動する事にした
君を夫にするために 私を君の妻にするために
◯◯時●●分◯◯秒、君がこのノートを読んでいる時…私は…」
藍「キ ミ ヲ ダ キ シ メ ル」
最終更新:2017年02月07日 21:38