何度も何度も記憶を消して それでもあなたは繰り返す
変わらぬ動作を繰り返す
「おかーさん、おはようございます」
「あら○○、おはよう。
今日は早起きね」
「きょうはなにかだいじな日だったきがするのー」
「ふぅん…何があったかしらねぇ?」
「う~ん…わかんない」
「お母さんに関係のあることかしら?」
「うん! それはまちがいないよ!
だからほら! お花あげるね!」
「お母さんの記念日覚えてくれてたんだぁ…良い子ねぇ」
まるでそれは本のよう 読み直し続ける本のよう
「紫、おはよう」
「あらあなた、随分早起きじゃない? 珍しいわね」
「今日は紫との記念日だっただろう?」
「覚えててくれたのね…」
「だからほら、花の冠って奴だ」
「まあ、素敵ね」
だから最後は読み直し こうして話は終わらない
「おかーさん、おはようございます」
「あら○○、おはよう。
今日は早起きね」
「きょうはなにかだいじな日だったきがするのー」
「ふぅん…何があったかしらねぇ?」
「う~ん…わかんない」
「お母さんに関係のあることかしら?」
「うん! それはまちがいないよ!
だからほら! お花あげるね!」
「お母さんの記念日覚えてくれてたんだぁ…良い子ねぇ」
最終更新:2017年02月12日 14:19