藍「○○がいなくなってもう二年ですね…」
紫「…そうね けれど再生は着実に進んでいるわ 私の中でね…」
藍「えぇ… 私も感じています ○○の命を……」
紫「もうすぐよ○○… もうすぐママとお姉ちゃん達が連れて帰ってあげますからね…」
ドタドタドタ
橙「大変です藍様!紫様!奴等が…」
紫「…」
藍「…行きましょう、紫様 私達の愛する○○のために…」
紫「…ええ、そうね」
死神1「八雲紫とその式神よ!貴様らは包囲された!大人しく魂を開放しろ!」
紫「あらホント… 随分手の混んだ事をするものね…」
死神2「死んだ者の魂を現世に無理矢理留まらせるのは重罪だ!大人しく開放しろ!」
藍「○○が…死んだ…?クッ…ククククッ…」
橙「あは…あはははは…」
死神2「な、何がおかしい!」
紫「○○は死んでなどいないわ… ただ今の肉体が使えなくなってしまっただけよ だからあの子は私の胎内で再生しているの… ○○と私の遺伝子を媒体としてね」
死神3「何言ってんだ…?」
藍「生まれ変わるんだよ ○○は紫様の正真正銘息子としてな ただお前達の力を借りないだけだ」
紫「あの子は私達と出逢った時から私の息子であったけれど… どうせなら血も繋がっていたいでしょう?」
橙「そして○○は私達と結婚するんです…!家族の壁を超えて一夫多妻の夫婦に…!」
死神1「…つまり、開放する気は無いという事か」
紫「ええ、もちろん 彼は私の息子であり私と運命の赤い糸で結ばれた男… そして私の娘である藍と橙とも堅く結ばれているわ 自分と娘の幸せを守って何が悪いの?」
藍「私達は全てを○○に捧げると誓った… そして文字通り全てを捧げてきたのだ 貴様らなんぞに邪魔はさせん…!」
死神4「隊長!大変です!」
死神1「何だ!?」
紫「あらあら…うふふ」
死神4「家を包囲してたB班C班共に壊滅…!残っているのは僕達だけです!」
死神1「なんだと…!?」
幽々子「ごきげんよう… 死神さん達?」
妖夢「紫様!助太刀に参りました!貴方達に○○くんは渡しません!」
死神1「貴様らは…!裏切ったのか!?」
幽々子「あらあら?私達は最初から敵よ?○○ちゃんの復活を妨げる者は許さないわ…」
死神4「仲間を殺したのもオマエラが…!?」
幽々子「ええ…私の能力と妖夢の剣の前には無力だったわ そんなんで紫達の邪魔をしようなんて巫山戯てるわね」
死神2「ちっ…!」
紫「うふふ…そういう事よ… 残念だったわね?幽々子達も○○を愛する同志なのよ…」
藍「どうする?尻尾を巻いて逃げるか?それとも消されたいか?」
橙「答えは聞かないけどね…!」
妖夢「私も○○くんを愛する女の子として…貴方達を許してはおけません!」
幽々子「安心しなさい…私達は優しいから…一瞬で消してあげるわ…!」
紫「片付いたわね…」
藍「ええ、私達の愛に勝てる者などいません」
幽々子「紫… ○○ちゃんの方は順調?」
紫「ええ、もうすぐでまた生まれてこれるわ…」
幽々子「そう…♪またあの小さな○○ちゃんを見れると思うとワクワクするわぁ…♪」
妖夢「記憶は引き継がれるんですか?」
藍「ああ、もちろんだ 私達の事だけしっかりと憶えているぞ」
妖夢「そうですか…安心しました…」
橙「それじゃあ宴会でもしますか?○○防衛成功記念ということで♪」
紫「うふふ、そうね お腹の○○にも栄養を与えてあげないと…♪」
藍「なら美味しい料理をいっぱい作らないとですね…♪」
紫「もうすぐ…また会えるからね…私達の愛しい○○…」
最終更新:2017年02月12日 14:37