「○○さん…♪今日こそ私の旦那様になってくれますよね…♪」
くそっ…魔法で拘束までしやがって…
「そうでもしないと○○さん逃げちゃうじゃないですかぁ…♪」
…何が目的だ
「○○さんの妻になる事です…♪」
お前は悪魔だろ?そんな事言って、俺を騙して生気でも奪うつもりか?
「そんな事しませんよ…♪」
どうだかな…本には書いてあったぞ?女の悪魔は男を騙して弄ぶってな
「まぁ…確かにそういう奴らもいますけど…私はそんな事しません…♪それに、私の身体は○○さんのモノになるんですよ…?他の男に触らせるわけないじゃないですか…♪」
あのなぁ…お前はかなり長い事生きてるんだろ?こういう事言って騙すなんて容易に想像できる…
「………まだ言うんですか」
え?
「私はあなた一筋です… この身体も心も全部あなたこモノになるんです…あなたで始まってあなたで終わりなんです… 他の男に触れさせた事なんてありません…!」
ぐあっ…!離せよ…!
「あなたにとって私は単なる悪魔かとしれません…!でも私にとってあなたは運命の人なんです…!ずっとずっとあなたを待ってたんです…!生まれてからずっと…!」
わかった…!わかったから…!
「じゃあ誓ってください…!もう酷い事言わないって…!認めてください…!私の愛を…!ずっとあなただけを愛してきたんです…!」
ちか…誓う…から…!
「………はぁ……はぁ…」
はぁ…はぁ…
「ごめんなさい○○さん…首なんて掴んで…痛かったですよね…?今治してあげます…」
あ、ああ…
「でも○○さんが悪いんですからね…?私の真剣な愛情を否定して…私をあんなビッチどもと同じにして…」
……
「でも○○さんは反省してくれてますよね…♪さすが私の旦那様になる人です…♪」
……
「パチュリー様達も祝福してくれるはずですよ…♪だから…結婚しましょう…♪私を正真正銘あなただけのモノにしてください…♪」
……
「……どうして黙ってるんですか」
い、いや…
「ああ、わかりました…♪嬉しかったんですよね…♪そうですよね…♪男の人の理想は自分だけを永遠に愛してくれる一途な女性ですから…♪」
ああ…
「そうなんだ…♪嬉しい嬉しい嬉しいっ…♪やっぱり私達は運命で結ばれてるんですよ…♪」
……
「そうですよね…?○○さん…?」
ああ…
「なら…『俺と結婚してくれ』と言ってください…♪言えますよね…♪」
………
「…もうあなたを苦しめたくありません…♪だからね…♪早く言ってくださいよ…」
俺と…結婚してくれ…
「やった…!やったやった…!あああ…///// もうこれで私達は夫婦です…!誰もこの繋がりを断つ事はできない…!うふ、うふふふふふふふふふ…!」
……
「それじゃああなた…♪パチュリー様に挨拶に行きましょうか…♪その後は結婚式ですね…♪その時は…その…私のファーストキス、受け取ってくださいね…♪」
最終更新:2017年02月12日 14:48