今日は俺が幻想郷から帰還する日。
そう決まっている。
地道に幻想郷の実力者から様々なアイテムを貰い
この世界から逃げ出すために使う時…!

「○○ー♪」

「紫様…ごめんなっ!」

「きゃっ!? 何よこれ~?」

「博麗神社特性の妖怪封印の御札だ…
 これで俺は幻想郷から帰らせてもらうぜ」スタスタ

 後ろのほうでうんうん唸りながら御札を剥がそうとする紫氏。
これで問題なく出られるな。
さあ、目の前にあれ、見覚えのある人影が…

「はい捕まえた♪」

「えっ?」

「残念だったわねぇ…あれ、藍よ?」

「…マジですか」

<相手は良く見てアイテムを使うことね>

「はい連行~♪「うそおおおおおおおおお」」



 まだだ、いくらでもアイテムはあるんだ。
色々使えばその内脱出方法くらい見つかるはずさ。

<らーんー? ○○がどこにいったか知らないかしらー?>

 いまだ、この八卦炉で不意打ちするっ…! カチッ ミュイーン

「どうしたの○○、発光してる石なんて手で構えながら見せ付けて」

「あはははは…なんでなんですかね」

<魔力不足だぜ。 出直してきな>

「さあ私達の愛の巣(死語)に行きましょうね~「ちくしょおおおおおお」」



 次だ、次。
アリスから貰った人形…ってどうやって使えば良いんだこれ…。

「シャンハーイ」「ちょ、喋るな!?」

「あら…まさかそういう趣味…だったのね…?」

「何ですかその家政婦は見たみたいな言い方は!?」

<ごめんね○○、発声機能は不要だったかしら>

「大丈夫よ○○…私が正常な女性との付き合い方を、
 手取り足取りetcで教えてあげるから…「いいからはなせえええええ」」



 次、妖夢の刀。

「紫、覚悟ぉぉぉぉぉぉっ!!」ザシュッ

「ぐはっ!?」

 え?

「○○…あなた、本当に、私の事が…嫌いだったの…?」

 あ、え?

「ごめんね…そんなに嫌われてたのに私…こんなことしてたんだ…ごめんね…」

 ちょ、ちょっと待…

「もう…どうしようもないけど…ごめん、な…さ…」

「ゆかりいいいいいいい!!」

 なんて事を…俺はなんということを…。
たとえあまり好きではなかったとはいえ俺に惚れてた人を殺すなんて…!

「ごめん紫…俺、帰らないと…」

<人を切るのはその罪を背負うことです。 あなたにその重みが分かりますか?>

 冷たいな、俺。
でもしょうがない…これも、1つの選択なんだろ?



「やっほー「ちくしょおおおおおおおおおおおおおお」」

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最終更新:2017年02月12日 14:52