ギリ・・ギリ・・・ッ
『ぐっ・・・がぁ゛』
ベッドの○○に馬乗りになっている。
私を拒んでいた腕も今はベッドに投げ出され震えているだけだ。
視線は私を見ようとしているが焦点が合わない。
「頃合いね・・・」
そう言って、○○の首から手を離した。
『うぅ、げほっ!げほぉ!』
咳き込む○○を蔦で両手足ベッドに縛る。
ベッドに横たわり、何時ものように
「愛してるわ、○○」と耳元で囁くと
○○も何時ものように疑問に満ちた顔になる。
しばらく、そうしていると
また何か考えているような表情になった。
ここから逃げる考えか、
私をどうやって説得するか、
それとも他の女か、、、気が付くと○○の腕を締め付けていた。
『ン゛グゥ・・・』
○○は苦悶を浮かべながら私を見てくる。
同時に何故? といった顔になる。
そんなの簡単なことだ。
私が○○を痛めつけているのは
どうしてだろう・・・。
初めのうちは他の女から引き離し、
この畑に閉じ込めるだけで満足だった筈だ。
一緒に花に水をあげたり、散歩したり、楽しかった。
○○は考え事をしているようだった
ヤメテ
しばらくして私は○○を家からの外出を禁止した。
一緒に食事を作ったり、背中を流し合ったり、楽しかった。
○○は何か思案しているようだった。
ヤメテ
私は○○を蔦でベッドに縛り上げた。
○○は抵抗しなかった。
一緒に本を読んだり、添い寝したり、楽しかった。
○○は何か考え込んでいるようだった。
ヤメテ
わたしは気付くと○○の首を・・・
○○は苦悶を浮かべながら私を見てくる。
同時に何故? といった顔になる。
そうだ。○○は、苦しんでいる時だけは、私のことだけを見てくれているから。
「だって、○○は、痛みを与えている時は、私のことだけを考えているでしょう?」
そうして○○の手を自分の薬指に握らせて、引きちぎった。
驚き動揺する○○を余所に、
今度は○○の中指を引きちぎった。
叫び声をあげる○○の耳元で囁いた。
「ねぇ○○、結婚指輪って鎖の意味もあってね」
「つながって離れないことの象徴らしいわよ」
そう言って幽香は微笑んだ。
最終更新:2010年08月27日 10:57