ナズーリン「君がはっきりことを示さないままあっちにもこっちにも不用意に優しくするからこんなことになるんだよ」

ナズ「『そんなつもりはなかった』?ハハッ、女に優しくするってことの意味をよく考えるべきだね君は」

ナズ「でもそんなこと言ってもしかたない、聖とキャップの二人には私からうまく言っておいてあげるよ」

ナズ「『見返り』?フフッ、君も私のことよくわかってきたじゃないか」

ナズ「そうだね、人里に新しい甘味屋ができたらしいから今度奢ってもらおうかな」

ナズ「でも君自身が招いたことだからね、深く反省し誰彼構わず笑顔を振りまいたりしないこと。また一人二人と増えられても困るだろう?」

ナズ「それ、そういう顔。ほんとに反省してるのかな?」

ナズ「私?私はいいんだよ、君がそういうやつだってわかってるから二人みたいに勘違いなんかしないし」

ナズ「だから」

ナズ「…だから私にはいつも通りの君でいてくれていいんだよ」










このことを私に話してくれたってことは
『私になら相談しても大丈夫』って思ってくれてるってことだよね
私は安全だって
そうやって君の信用を得ることが、いずれは花が咲く
みんな近道をしようとするから詰まるのさ

堅実な遠回りをすることが一番の近道なんだよ…


皆が○○を困らせるほどに、○○はナズを頼ってくる。
ナズはそれがわかっているので、表面上だけ解決したように見せかけて根っこからは抜き取らない、残った根からまた草が生えてくるみたいにずっと悩みのタネは消えない
○○はその度にナズに相談する、ナズが周りを利用して自分に相談を持ちかけてくれように謀っているから
もし他の誰かとくっついても親身にアドバイスするフリをして、巧妙に仲を引き裂こうとする
それでも自分から○○に近寄らず、○○の方から声をかけてくれるのを確信している

最初は相談してくれるのが嬉しかった
それだけだったのにいつからかこんな風に画策するようになってしまった

もっともっと○○を困らせてくれ、それが私と○○の信頼関係を作る養分になるから
私のために精々嫌われてくれ給えよ皆

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最終更新:2017年06月13日 20:46