○○あなたは地獄行きです。
え?何故かって?…胸に手を当てて考えてみなさい。
それでも分からない?本当に?生前わたしがあんなに説教を行なったのに?
…いいでしょうこの鏡を使って教えてあげます。
今写っているのは一ヶ月前のあなたです、楽しそうに喋っていますね、…わたし以外の女性と。
この女性は誰でしたっけ?ああ、最近幻想郷に越してきた山の神社の巫女ですか、同じ外来人だからってあなたに言い寄ってくるとはなんとも破廉恥な輩です。
次は…里の半獣に紅魔館のメイドに竹林の蓬莱人に地霊殿の姉妹に亡霊の姫に…わたし以外とこんなに話してたんですね。
あぁ、それにここに来るまでにも小町と随分と親しげに話していましたね。
…さてあなたが背負っている罪は理解できましたか?
…まだ分からないんですか…?
あなたはいつもそうです!わたしがあなたの所へ説教をしに行っても聞いているのか聞いていないのか曖昧な態度を取ったり!ほかの女性と一緒にいたり!
たまの休日もあなたに会うために必ず幻想郷に行った!でもあなたの横にはわたしではなくて他の女性がいた!
わたしはこんなにもあなたが好きなのに…!!


…取り乱してしまいました、でもこれで罪状は分かりましたよね?
ええ、そうです分かったのならいいんです。

でも、もうあんな日々とはさようならです、あなたは事故で死んで…
え?あれは事故じゃない?そんなことはないです、なにしろわたしが白黒つけて事故にしたんですから、誰がなんと言おうとあれは事故だったんです。
それでも文句があるんですか?閻魔に逆らったらどうなるか分かっていますよね?
ええ、ならいいんです。素直なあなたは好きですよ。

それでは全ての裁判が終わったところで、あなたには早速地獄に行ってもらいます。
地獄はわたしの管轄ですからこれからは今までよりたくさん会えますし、地上の女性たちは誰であろうと来させませんから安心して罪を償って来てくださいね。

閻魔を恋に落とした罪は深いですよ?

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最終更新:2010年08月27日 11:06