>>737

△△「チクショー!」ドガッ
××「ご乱心でござる」
□□「どうしたん」

△△「秘封倶楽部の二人を侍らせてるあの男のことだよ!!クッソー…こちとら童貞だっつぅーのによーっ!」
△△「なにが秘密を曝くだよ!どーせ夜は『ほら君の秘密がこんなことになってるよ』『いやぁ曝かないでぇ///』とかやってんだろ!!」
□□「妄想捗りすぎじゃないですかね」
××「まぁ確かにあのような美女を両手に華は羨ましい、嫉妬不可避でござるな」
△△「さっきもよー!宇佐見を右に!ハーンを左に!挟まれて腕組んでよ-!美少女ハンバーガー!ハッピーセットだろあんなの!」
××「あぁ、よく見る光景でござるな」
□□「…」





蓮子「るんるん♪」ギュッ
○○「…」
メリー「るんるん♪」ギュッ
□□「あ、○○。ちょうど良かった、この間借りてたノート返すわ」
蓮子「あ、私が受け取っとくね」スッ
□□「え?あ、うん」
蓮子「…」ペラペラ
□□(本人に取らせない、渡されたなんの変哲も無いノートの中身をチェック)
メリー「ニコニコ」
□□(ニコニコしてるけど、俺がなにかしでかさないか見張ってる)
蓮子「…」ギュッ
□□(腕組んでるっつーか…逃げられないように捕まえてるよなこれ?)
○○「…」
□□(いやもう表情が…憔悴してるやんけ)
○○「…」
□□(ん?首を小さく振りながら…なにか言おうとしてる…)

『や』『め』『ろ』?

蓮子「…」
メリー「…」
□□「ゾクッ」

□□「じゃ、じゃまた今度な」


俺は、そのまま逃げるように歩き出した
振り返る、3人は相変わらず腕を組んでいて周りの男は恨めしそうに○○を睨んでいる
自分の力ではどうしようもない大きなうねりを感じた。
親友とは呼べないが、困っていたら助けてやりたいと思うほどは友だちだ。だからきっと彼も深入りしないように言ってくれたのだ
結局、俺にできることは彼の身を安全を祈ることだけだった
いつかまた、ゲームして笑い合える関係になれることを願う。俺はそう思いながら小さく手を振った

鼻水をすする、悲しみが零れそうになるのを必死に耐えた
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最終更新:2017年07月03日 20:30