○○が目を覚ます、体の自由が効かない
にとりが語りかけてくる
「盟友は悪い妖怪に襲われて瀕死の重傷を負った、原型がほぼ残ってなかった」
「盟友を助けるには、欠損した部分を機械化するしかなかったんだ」
鏡を見せられると完全にロボ化してる自分を見せられる(見た目アイアンマン?クロノトリガーのロボ?)
○○ガチギレ「なんにも残ってないじゃないか!!!」(リメイク版ロボコップ)
にとりが必死に宥めるも○○錯乱、仕方なく電源をOffにして大人しくさせる
○○の回想
にとりとは盟友、雛と付き合ってた
鏡を見る、ロボ化してることを受け入れられない
「こんな姿になって、どうしろってんだ!」
にとり涙目、はっと我に返りにとりはそのままでは確実に死んでいたであろう自分を救ってくれた恩人であることに今更気づく
「すまんにとり…でも心の整理がつかない…一度家に帰らせてくれ」
まだロボ化の調整中だから帰せないというにとり
それに盟友が生きていると知ったらあの悪い妖怪は君をまた殺しに来る、やつはそういう妖怪だと語る
しょうが無いのでにとりんちに泊まる
いつまで経っても「帰せない」というにとり
無理矢理帰ろうとすると足のパーツを剥がされる
「帰せないって言ってるじゃないか!!!どうして言うことを聞いてくれないんだ!!」とレンチでぶん殴られる
おかしい、にとりはこんなことするようなやつじゃ…
その日を境ににとりがちょっと乱暴になる
○○は雛に会いたい気持ちとにとりから逃げたい気持ちでいっぱいになる
隙を見て脱走、雨が降る
雛の家の近くまでたどり着く、こんな姿の自分を雛は受け入れてくれるか…と悩んでると雛が男と歩いてる後ろ姿を見る。笑顔だった
は?追いかけようとするも転ける、ショックで立ち上がれない。泣いているのに涙がでない、胸が熱い
にとりんち帰宅
にとりにぶん殴られるが○○無反応
にとりがぶん殴ったせいで壊れたんじゃないかとアタフタ
にとり、武器くれよ
俺をこんな姿にした妖怪に復讐だ
本当は雛のとなりにいる男を始末するつもり
にとりは拒否する
○○自分で自分をカスタマイズ
雛、ちょっといない間に浮気なんかしやがって…
いやあの男が俺がいなくなった後の弱味につけ込んだに違いない。
フル装備で特攻
雛と男をぶっ殺すつもりだったが、雛と男を襲おうとした妖怪が現れたので雛をかばって妖怪を撃退
雛と男が○○に感謝
「にとりのとこのロボか?」
男の顔を見る
にとりんち帰宅
「盟友どこ行ってたの」
「おい、にとり…俺の名前は?」
「○○だよ」
「じゃあ雛の隣にいた男は一体誰なんだよ」
にとりに銃を突きつける
ロボの○○は実は、○○ではなく○○の記憶をコピーしたロボットだった。瀕死の重傷を負った話は嘘
にとりは○○のことが好きだったが雛と付き合い始めた。
諦められなかったにとりは○○の記憶をコピーしてロボットに植えつけた
「なんどやっても君は雛を好きだった、何度やっても」
「すぐに雛に会いに行こうとした、許せなかった。私の思い通りにならない君に段々とイライラした…」
「そして私も、何度もやってやっと気づいた。そんな君を、コピーの君を好きにはなれないことを」
途中にとりが乱暴になったのはロボ○が思った通りにならなかった『ポンコツ』への怒り、半分ぐらいもう『○○』だとは思ってない。所詮は代用品なので
じゃあ俺はいったい何なんだ
俺は『誰』なんだよ
雛の隣にはちゃんと○○がいて、○○の隣には雛がいてあるべき場所がある、でもそれは俺じゃない
じゃあ俺は?俺の居場所はどこだよ
それでもにとりは親友なので撃てない、憎いのに
撃ちたいのに、自分はそこまでのことはできない
誰が幸せで、誰がどんな幸せを求めているのか
○○には○○の、雛には雛の、にとりにはにとりの幸せ…
俺には、俺の幸せ…それはいったいどこにある
ロボ○は結局にとりを撃てず銃を放り投げる
俺の幸せは多分もうどこにもない、コピーだから、偽者だからその居場所と幸せは○○が持っている。そしてそれは、自分の好きな女の、雛の幸せでもある
俺もにとりも、望んだものはもう手に入らない
銃を放り投げたロボ○を見て、にとりも気づく
いつもいつも、『コピーした○○』という方面でしか見ていなかった。自分を好きになる○○が欲しかった
自分を好きなってほしいばかりに、○○をキチンと見ていなかった
コピーした○○も、本物と変わらない人格を持っていること
間違っていたのは、本物が手に入らないから偽者を欲しがった私の方だった…
お互いに、力が抜けたように座り込む
居場所…
探せば見つかるはずだが遠すぎる
歩む力も残っていない
今の自分たちにいける場所などどこにもない
最終更新:2017年07月24日 19:55