427○○ :2018/06/04(月) 19:48:02 ID:NJTqQA2w
蓮子やメリーからぎゃん泣きされながら追いすがられたら
別れ話を持ち出した○○の方が悪者になるだろうな
間違いなく、両方とも美人だから


430○○ :2018/06/04(月) 23:59:22 ID:6c9bs2sU
>>427さんのネタを使用

 風が心地よい季節となった午前中のファーストフード店の中で、二人の女性の前に一人の男性が座っていた。
人目もはばからずに懇願する二人に対して周囲の人は怪訝な視線を注ぐ。黒色の髪をした女性と外国の風貌が
漂う金髪の女性。あまりにもタイプの違う、しかし美人であることには共通している二人を目にして、普通に
考えるならば二股がばれて攻撃されているとでもいうのが王道であろう。しかしその二人の女性は異なっていた。
いわゆる修羅場と違い、むしろ必死に男性の方に縋り付いている。まるで捨てられないために、男性を引き止め
るかのように、あるいはプライドを捨てて媚を売るかのように。
「ねえ、お願い…。捨てないでよ。」
黒髪の女性が薄っぺらい机を乗り越えて男性の手を取ると、金髪の女性が男性の横に回り込み、自分の腕を男性
の胴体に回して抱えこむ。二人の攻勢に男性が一瞬怯むんだ隙に、黒髪の女性も反対側に回り込み男性を挟み込
んだ。そしてなおも渋る男性に対して、耳元でそっと告げる。
「○○、もし私たちが、ここで大声を出したらどうする?」
反対側からも声がする。
「お金をいくら払ってもいいですから、あれを消して下さいって言ったらどうする?」
あからさまな、しかし周囲の人には聞こえないように巧妙にされた脅迫に、男の首筋に汗が流れた。
「二人対一人だから、どっちが有利か分かるよね。」
「女性が泣きながら叫べば、どうなるか分かるよね。」
ダメ押しのように二人が耳元で囁く。
「「それじゃあ、 家に行こっか。」」
男は首を縦に振るしかなかった。






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最終更新:2018年06月06日 21:07