「あの巫女は貴方のことなんかどうとも思ってないわ。いえ、それどころか、自分以外の者全てが彼女にとってはどうでもいいもの。
自分以外には興味がない、冷たい女なのよ。なぜなら独りで生きていけるから。
……妬ましいでしょう? 貴方は独りで生きていけないから」

「スキマ妖怪のあの力は人間ではとても届かない境地。貴方の寿命を百で掛けた時を経ても手にすることは出来ない強大な物なのよ。
……そうよね、妬ましいわ。 妖怪ですら遠く及ばないあの女の力が」

「鬼と一緒になんかなれるわけがないわ。鬼は嘘を嫌う。貴方は生涯嘘を吐かずにいられるかしら?
……妬ましいわねぇ。 鬼であるあの女の真っ直ぐさは」

「あの鴉天狗は、貴方から面白い話を聞き出すためだけに、愛想を振り撒いてるの。あの女の笑顔は偽物。あなたは利用されているだけよ。
……妬ましいのね? あの女の狡猾さが」

「貴方は、あの魔法使いの人間と同じ場所には立てないわ。お人好し過ぎるもの。周りの迷惑を考えず、自分勝手に振る舞えるからこそ、彼女はあの力を手に入れたのよ。
……ええ、妬ましいわね。 そんな自分勝手なあの女が」

「人形使いの手伝いが貴方に出来るかしら? あの娘は完全に自律した人形を作ることを目指してるわ。一体そんなあの娘に貴方が何をしてあげられる?
……ほら、妬ましいでしょう?
貴方には無い大きな目標を持つあの女が」

「紅魔館の魔女の素養は天性のもの。努力なんかで近付けるものではないわ。だから、貴方があの女に近付くなんて無理。
……さあ、妬みなさい。 あの才能を」

「あの河童はね、機械弄りが出来ればそれで満足なわけ。貴方に興味なんて示すはずがないじゃない。そう言った意味ではとても一途よ。
……ふふ、妬ましいのかしら? その一途さが」

「あら、今度はわたしが妬ましいの? 妬み屋で嫌われ者の貴方を気にかけるわたしの優しさが。
……わたしは貴方を見捨てないわ、絶対に。
……ふふふ、もっと妬めばいい。全てを妬み、拒絶し続ければいい。
そうすれば、わたしとずっと一緒よ」

ぱるしーの能力ってこういうことだよね?

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年03月04日 01:34