ナズ「○○、ちょっと物探しに付き合ってくれないかな?」
○○「えー?どうしよっかなー」
ナズ「なに、タダ働きとは言わないさ。用が済んだら甘味処に寄ろう。私が手ずから食べさせてあげてもいい」
○○「犬とお呼びください」
ナズ「ははは、君は本当に節操がないね。ま、悪い気はしないけどさ……さて、それじゃあ行こうか」
○○「おうよ」

一輪「○○ってこうやって私が隠れてお酒飲んでるの、姐さんに言わないでいてくれてるわよね。なんで?」
○○「酒入った一輪が色っぽいから、それを見られなくなるのが嫌だなって」
一輪「筋金入りの助平ねえ」
○○「ふふん」
一輪「褒めてないわよ?まあでも、それなら口止め料くらいはあげてもいいかしら。はい」チラッ
○○「鎖骨っ……神はここにいたっ……」

○○「マミゾウさん耳かきしてください」
マミ「儂はお前のばあさんじゃないぞ?」
○○「?こんな美人をばあさんなんてとんでもない。俺はマミゾウさんの太ももを堪能しつつ耳も幸せになりたいだけです」
マミ「本気で言いつつ、他の者にも平気で言うからタチが悪い……まあいい、こっちゃ来い」
○○「あざす!」

○○「響子ちゃんには抱っこ以上のことをしてはいけない」
響子「?抱っこされるの気持ちいいですよ?」
○○「そだねー」

 星「○○さん、なぜ私には他の者に言っているようなことを言わないのですか?」
○○「え、さすがに毘沙門天様は恐れ多いというか」
 星「…………」
○○「な、なーんて冗談ですよ。星さんデートしましょうよデート」
 星「…………」
○○「えーっと?」
 星「あ、す、すみません。男性から初めて名前で呼ばれてびっくりしちゃいました」
○○「ちくしょう可愛いなこの人」

村紗「……また覗き?」
○○「あ、いや、なかなか風呂から出てこないから心配になって、な?」
村紗「あっそ……じゃあ一緒に入る?」
○○「え?……え!?」
村紗「嘘に決まってるでしょ。さっさと行かないと叫ぶわよ」
○○「ちくしょう!男の純情を弄びやがって!」ダッ
村紗「……助平なくせに度胸無いんだから」

○○「ぬえのその姿って本物じゃないんだよな?」
ぬえ「だったらなに?」
○○「いや、男かもしれん奴にちょっかい出すのはやめとこうと思っただけ」
ぬえ「な、わ、私は女だ!!」
○○「いやいや、嘘かもしれないじゃん」
ぬえ「女だってば!ほら、触ってみろって!」
○○「いやいやいやいや……」

──────────────────────────────

○○「いやあ、幻想郷に迷い込んだ時はどうなるかと思ったけど、命蓮寺に拾われて良かった」
○○「女性しかいないし、皆美人だし、多少のセクハラなら怒られないし」
○○「これは誰かと結ばれる可能性も?……なんちゃってなんちゃって!」
○○「いやあ、『外の世界に帰れない』って聞いた時は絶望しかなかったけど、もうむしろ外に帰るなんて考えられないよな」
??「あの……」
○○「うお!?あ、ど、どうぞー」
白蓮「はい、失礼します」
○○「あ、聖さんでしたか。えっと、さっきの聞こえました?」
白蓮「?いえ、なにか仰っていたのですか?」
○○「いやいや、なんでもないです……ところで、何か用があったのでは?」
白蓮「ええ、食事の用意ができたことを知らせに来ました」
○○「ああ、ありがとうございます。しかし、ほんと申し訳ないです。居候させて貰ってるのに料理一つできなくて……」
白蓮「気にしないでくださいな。人には得手不得手がありますし、○○さんに食べてもらうということで皆向上心を持つようになりましたもの」
○○「聖さんもですか?」
白蓮「ふふ、内緒です」
○○(かわええ)
○○「……けど、本当に修行とか手伝いとかしなくていいんですか?」
白蓮「言ってしまえば○○さんは不運に見舞われた被害者ですもの。そんな人に仏門の教えを押し付けることはできません。それに、お手伝いならしてくださっているでしょう?」
○○「いや、まあ、そうなんですが、皆の仕事量に比べたらかなり少ないんで」
白蓮「心苦しく思われるのでしたら、○○さんのその明るさで皆ともっと交流をしてください。貴方が来てから、皆本当に楽しそうにしていますから」
○○「……ありがとうございます。そういうことなら、もっと皆にセクハ……ごほん、皆と仲良くさせてもらいます!」
白蓮「はい。ですが『○○さんが外に帰れないこと』は『皆』知っています。辛く思ったのならたくさん甘えてください。私達は同じ屋根の下に暮らす家族ですもの」
○○「……ありがとうございます。俺、ここに拾われて本当によかったです」
白蓮「それはお互い様ですよ。○○さんがここに来てくれて『私達も本当に嬉しく』……運命のように思っていますから」
○○「あはは、照れますって……あ、そうだ、晩飯でしたね。行きましょ行きましょ」
白蓮「はい」
○○「ちなみにその後、お時間頂けたりは?」
白蓮「あら、私でよろしいのですか?」
○○「もちろんです!」
白蓮「まあ嬉しい。それでは、謹んでお受けいたします」
○○「っしゃあ!」
白蓮「ふふふ……」





感想

  • スケベとヤンデレはもしかして相性が良い…? -- 名無しさん (2020-02-11 00:08:30)
  • ハーレムラブコメかと思ったら集団ヤンデレだったでござるの巻。めっちゃ好き -- 名無しさん (2020-02-22 21:07:57)
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最終更新:2020年02月22日 21:07