…ふぅ、やっと見つけた。全く、私の用が無い時はいるくせに私からの用がある時に限って中々居ないんだな、君は。

…まぁいいさ、はい、これ、君にやるよ。…ん?何って…チョコだよ、包装を見たら分かるだろう?…ま、君みたいな冴えない奴にわざわざチョコをあげる酔狂がいるとも思えなかったのでね、可哀想に思った優しい優しい私が仕方なく君のために作ってあげたのさ。ありがたく思ってくれたまえよ。

…ふふっ…そんなに喜んでくれるなんてね…私も作った甲斐があったと言うものだよ。

…ん、なんだ、ポケットに何か入っているのか?

…ぇ…?…な…なんだいっ…それは…よっ…四つも…

…も、もらった…?本命…?え…?なんで…?まだ昼も過ぎてないのに…っ…お、おかしいじゃないか…だって…君は…私の…私だけの……………

…そっ、それで…っ…返事は…したのか…?

…して…ないのか…あ…あぁ…良かった…

…なら何も心配はない…くふふ、私は君に今返事をしてもらうことにするからね…ね、〇〇、どうなのかな…?

…もし…答えを間違えたら…くふふふ…私の家でちょっとした"教育"をしなくてはならなくなってしまうかもね…安心してくれ、私が責任を持って一生君の"教育"をすると誓うよ…

私と付き合ってくれるなら…ずっとずうっと私の家で一緒に暮らそうね…私の…私だけの〇〇として…ね♡今回の件で君に近づく悪い妖怪がいることがわかったからね…他の奴に盗られないように…閉じ込めておくんだ…私だけが君を愛せるように…君が私だけを愛せるように…ずっとずっとずっトずッとズット…♡
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最終更新:2021年01月20日 21:59