○○「ただいまー」
菫子「おかえりー。お疲れ様、ご飯とお風呂、どっち先に済ます?」
○○「んー、風呂で」
菫子「ん、わかった。着替えとバスタオル用意しておくから入っちゃってて」
○○「サンキュー」
菫子「じゃーん、今日はあなたの好きな唐揚げよ」
○○「おっ、美味そう。いただきまーす」
菫子「どう、美味しい?」
○○「うん、すげー美味いよ。お袋が作ったのにそっくりだ」
菫子「ふふ、よかった。いっぱい食べてね?」
○○「おう」
菫子「じゃ、また明日の朝起こしに来るわね」
○○「ん、送って行こうか?」
菫子「ううん、あなたも疲れてるでしょうしいいわ。あ、私が帰ったからって遅くまで起きてちゃダメよ?」
○○「わかってるよ、ありがとな」
菫子「よろしい、じゃあね」
○○「気をつけて帰れよー」
菫子「起きなさい、朝よー!」
○○「ん……あと三時間……」
菫子「馬鹿なこと言ってないの。ほら、朝ごはん出来てるわよ」
○○「んー、サンキュー」
菫子「言いながら布団被らない!あ、お弁当は昨日の唐揚げの残り入れてるからね」
○○「あ、マジ?やった……ぜ……」
菫子「だから寝るなー!」
───────────────────────────────────────
○○「って感じでさー」
△△「へー、だからお前最近調子良さそうなんだ。いいなー、俺も恋人ほしいわ」
○○「ん?恋人?」
△△「え、恋人だろ?」
○○「いや、違う。というか誰か知らん」
△△「え?……え!?や、だってお前、めっちゃ親しげだし」
○○「けど名前すら知らん」
△△「どういうことなの……」
○○「残業えぐかった時あっただろ?その時にフラフラで家に帰ったらなぜか彼女が居てさ、色々世話してくれてて……どういうわけか今でも続いてる」
△△「なにそれこわい。え、本気で誰だよ」
○○「本気で分からん。学生っぽいんだけど近所で見かけたことも無い」
△△「……帰ったら居るって、鍵は?」
○○「どうしてるんだろうな?」
△△「お袋さんの味にそっくりって……」
○○「なんでだろうな?」
△△「名前、聞いたりは?」
○○「……なんか、聞くの怖いじゃん?」
△△「なんでそんなことしてるかとか、家はどこかとか……」
○○「……聞くの、怖いじゃん?」
△△「…………たしかに」
○○「…………だろ?」
感想
最終更新:2020年09月28日 22:47