病みナズ クリスマス編
…なぁ、〇〇。次の金曜日…何の日か…知ってるかい?
…そう、流石に君でも知ってたね。クリスマスだよ。どうせ君の事だから今年もひとりぼっちなんだろう?しょうがないから私が一緒にいてあげるよ。たまたまその日は私も暇だし、流石に君一人じゃ可哀想だからね。
…ね、そうだよね?今年も君は一人なんだよね?他に一緒に居る予定のある奴なんていないよね?
…駄目だよ?私以外とクリスマスを過ごすだなんて。許さないよ。
君は、私と、一緒に、クリスマスを、祝うんだ。分かるよね?
…っていうより、クリスマス以外でも君には他の奴と一緒にいて欲しくないんだがね…
だって君には私がいるじゃないか、ねぇ、そうだよね?ねぇ、君は私のモノだよね?この前だって小傘と一緒に歩いてたのだってたまたまなんだよね?アイツより私の方が仲良いよね?ね?そうだよね?
…なんで…返事してくれないのさ…ねぇ…何にそんなに怯えてるの?私じゃないよね?私じゃないよねっ!?
…くふ、くふふっ…そうだよね、君は私の事が好きなんだよね…♡大丈夫だよ、知ってるさ…ちゃんと知ってる…
…だから、アイツとの約束は断るんだ。断って私と一緒にデートでもしようじゃないか、なぁ?
じゃ、早く断ってきてよ。ねぇ、早く。ついでにまとわりつくのはやめろって言ってきなよ。そしたらアイツも君に馴れ馴れしくするのもやめるだろう?なんなら私が直接言ってやってもいいぞ?私の〇〇に近づくな、今度やったらぼろ雑巾にしてやるぞってね。
…さ、どうする?君から言うかい?それとも私が言おうか?好きな方を選ぶといい。ああいうのには一度ピシッと言ってやらなきゃ分からないんだからさ。
…ねぇ、だからさ…いつまでも震えてないで…早く…答えて?
感想
最終更新:2021年01月20日 22:03