おや、また来たのかい、○○。
……土産はその弁当か。相変わらず気が利くね。
丁度、一息入れようと思っていた所だ。
遠慮なく頂かせて貰うよ……
ご馳走様。
そういえば……前に話した時の事を覚えているかい?
ああ、君の恋の悩みの話さ。
別にからかおうってわけじゃない。
普段から世話になっている君に、御礼をしようと思ってね。
……ついて来てくれ。
この部屋だよ。
……ふふ。
随分と驚いてくれたみたいだね。
そう、霊夢だよ。
間違いなく、君の想い人さ。
……彼女に何をしたのかって?
何、大した事じゃない。
修行もせずに膨大な霊力が得られる薬を、彼女が勝手に飲んだのさ。
その副作用も知らずにね……
まぁ、命に別状は無い。
一生頭が春になる程度の能力さ。
悪く言えば廃人だが……
君がちゃんと面倒を見てあげれば問題ない。
……君が気に病む事は無い。
これは、彼女のツケの代償って所さ。
それを君へのプレゼントに変えただけなのだから。
遠慮無く受け取ってくれ、親友。
君が望む事ならば、出来る限りは叶えよう。
……だからこれからも、ずっと友達で居てくれよ?
最終更新:2011年03月04日 01:48